2種混合(2期)の予防接種について

11歳から12歳の時に2種混合の予防接種を受けましょう

2種混合予防接種とは

 2種混合はジフテリアと破傷風の混合ワクチンです。幼児期に受けた3種混合1期または4種混合1期の免疫が少しずつ下がってくるため、2期として2種混合の予防接種を11歳以上13歳未満のときに1回受けます。

ジフテリア

 1981年にジフテリア・百日せき・破傷風(DPT)ワクチンが導入され、現在では患者発生数は年間0から1名程度ですが、ジフテリアは感染しても症状が出るのは10%程度で、残りの人は症状が出ず保菌者となり、その人を通じて感染することもあります。
 感染は主にのどですが、鼻にも感染します。症状は高熱、のどの痛み、犬吠様の咳、嘔吐(おうと)などで、偽膜(ぎまく)と呼ばれる膜ができて窒息死することもあります。発病2週間から3週間後には菌の出す毒素によって心筋障害や神経麻痺をおこすことがあるので注意が必要です。

破傷風

 破傷風菌は人から人へ感染するのではなく、土の中にひそんでいて、傷口から人に感染します。傷口から菌が入り体の中で増えると、菌の出す毒素のために、筋肉がけいれんを起こします。口が開かなくなったり全身のけいれんを起こしたり、死亡することもあります。
 患者の半数は自分で気がつかない程度の軽い刺し傷が原因です。日本中どこでも土中に菌はいますので、感染する機会は常にあります。白井市の位置する印旛地区は、特に破傷風菌の多い地区といわれていますので十分注意する必要があります。また、お母さんが抵抗力(免疫)を持っていれば出産時に新生児が破傷風にかかるのを防ぐことができます。

 幼児期の1期の予防接種で基礎免疫がついてない人は、この1回の接種だけでは十分な免疫が得られません。幼児期の3種混合または4種混合の1期を完了していない人は、健康課までご連絡ください。

2種混合予防接種後の副反応

 注射部位の発赤・腫脹(はれ)や硬結(しこり)などの局所反応が主で、接種後7日までに約31.5%認められます。硬結(しこり)は少しずつ小さくなりますが、数か月残ることがあります。つらい時には水でぬらしたタオルで冷やし様子をみてください。通常高熱はでませんが、接種後24時間以内に37.5℃以上になった子が約0.1%あります。はれが肘を超えるようなときや痛みが強い時は、医師の診察を受けましょう。そのほか、もし、副反応と思われる症状があったら、健康課にご連絡ください。

11歳誕生日の翌月に個人通知します

 11歳になった翌月に予診票と説明書をご自宅にお送りします。長期休みなどを利用して早めに受けましょう。

 接種可能な医療機関は下記をご覧ください。2種混合の予防接種は原則が予約制です。

 予防接種当日は

  • 予診票と母子健康手帳を忘れずにご持参ください。
  • 原則、保護者同伴になります。同伴できない場合は、お子さんの普段の健康状態をよく知っている親族の方に同伴してもらってください。その場合は委任状が必要となります。委任状はこちらからダウンロードできます。

この記事に関するお問い合わせ先

健康子ども部 健康課 母子保健係
〒270-1492 千葉県白井市復1123番地
電話番号:047-497-3472
ファックス:047-492-3033
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