水ぼうそうの予防接種について

1歳のお誕生日を過ぎたら水ぼうそうの予防接種を受けましょう

水ぼうそうってどんな病気?

 水痘は、水痘-帯状疱疹ウイルスに直接接触もしくは飛沫感染、空気感染によって感染します。感染力が強く、5歳までに80%の子どもがかかると言われています。潜伏期間は通常2週間(10日から21日)程度です。軽度の発熱と特徴的な発疹が痒みを伴って突然発病します。発疹は最初、斑点状紅丘疹、その後3、4日後は水疱となり、最後は、かさぶたとなり、それがはがれてなおります。

 一般的には抗ウイルス薬も開発されており、ほとんどが軽症の疾患ですが、まれに脳炎や肺炎、肝機能異常を伴うことがあります。また、免疫不全状態の患者さんでは特に重症となります。

 水痘が治癒した後、ウイルスが長く神経節に潜伏感染を続け、加齢や免疫が低下した時に再活性化して知覚神経に沿った皮膚に水疱を生じて痛みを引き起こすのが、帯状疱疹です。

水ぼうそうのワクチンの受け方

 水痘ワクチンは、水痘-帯状疱疹ウイルスを弱毒化してつくった生ワクチンです。

MR(麻しん・風しん混合ワクチン)など他の生ワクチンに比べると効果は少し劣り、1回のワクチンを接種しただけでは、20%の人が後に水痘にかかることがあると言われています。かかっても軽くすむとされていますが、より確実に予防するために2回の接種を行います。1回目接種後3か月以上あけて(標準は6か月から12か月)2回目を受けます。

水ぼうそうの予防接種後の副反応

 健康なお子さんや大人では、副反応はほとんど認められませんが、時に発熱や発疹がみられ、まれに注射部位の発赤、はれ、硬結(しこり)がみられます。

その他、まれにワクチン接種後に帯状疱疹が生じることがあります。

 もし副反応と思われる症状が見られたら、健康課にご連絡ください。

 

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