白井市除染実施計画を完了します(H27年3月1日)

白井市除染実施計画

  市では、東京電力福島第一原子力発電所事故の発生後から放射線の影響が懸念されたため、市民の安全・安心のため、市が独自に対策を講じてきたところです。

  平成23年12月には、「放射性物質汚染対処特措法」に基づき、市が汚染状況重点調査地域に指定されたことを受け、平成24年4月に「白井市除染実施計画」を策定し、具体的・計画的な対策に取り組んできました。

  この計画は、同事故による追加被曝線量が年間1ミリシーベルト以下になることを目指し、平均空間放射線量率を毎時0.23マイクロシーベルト未満とすることを基本方針とし、これに基づき、公共施設や住宅などの除染等の措置を行ってきました。

除染実施計画の策定・変更

これまでの除染の取り組み

  公共施設および通学路の除染は「白井市除染実施計画」において除染対象とした公共施設84施設および通学路延べ36キロメートルのうち、詳細測定の結果、除染の必要があった公共施設54施設および通学路570メートルについて平成24年度末までに完了し、平成25年度以降は、局所的に残存していた高線量箇所および放射線量の再上昇が確認された場所などの除染を、随時実施してきました。

  戸建て住宅などの除染は、平成24年8月から申し込みの受付を開始し、申し込みのあった559件の測定を行い、その内除染の必要があった243件の除染を行いました。

これまでの除染の取り組み結果

市内の放射線量の状況

  市内の公共施設142施設で年4回行っている定期測定では、平成26年7月以降、全測定点で、毎時0.23マイクロシーベルト未満を維持しています。

  平成26年6月から7月にかけて行った道路脇など192点の測定でも、全測定点で毎時0.23マイクロシーベルト未満でした。これは、平成24年1・2月の測定値(平均)からほぼ半減したものとなっており、市内全地区で除染実施計画の目標を達成しています。

  また、平成25年度に行った、市内4地区の学校など(東地区:桜台中学校、西地区:清水口保育園、南地区:池の上小学校、北地区:白井第二小学校)に勤務する市内在住教員などによる「24時間積算被被曝線量」からの年間被曝線量の推計値は、0.507から0.778ミリシーベルトとなり、いずれも年間1ミリシーベルト以下となっています。

市内の放射線量の状況

今後の放射線対策

  「白井市除染実施計画」については、これまでの取り組みにより、基本方針として定めた目標を達成していますので、予定どおり平成27年3月末で完了します。

  しかしながら、今後も局所的に空間放射線量率が高い場所が確認される可能性があることを考慮し、平成27年度も引き続き空間放射線量率の定期測定などを行い、必要に応じ局所的な除染などの措置を行います。

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