小さな「ヘルプ!」の声に寄り添って

今年のカレンダーも残りが少なくなってきましたね。年内にやりたいことや叶えたいこと、皆さんにはありますか?私たち子育て支援コーディネーターは、やっと新型コロナが落ち着いたこの時期に、たくさんの子育て中のパパママさんや子どもたちに会いたいという願いを叶えようと奮闘中です!!

今、子育て支援施設で皆さんの話を伺うと「コロナの影響でなかなか実家に帰れない。里帰り出産や、産後にちょっとだけ手伝って欲しいけれど、それが難しくて困っています。」という切実な声が上がってくることがあります。

そんなご家庭に市で実施している支援が「白井市 ママヘルプサービス」です。

 

 

実際にママヘルプサービスで活躍されているヘルパーの山添さんと古口さんに、お話を聞かせていただきました。

 

「ママヘルプサービス事業は、産後大変なご家庭が利用するサービスですか?」とコーディネーターが質問したところ

「もちろん大変なご家庭にはぜひ利用していただきたいです。誰かとお話ししたい、外の世界とつながりたい!というママさんの気持ちを大切にしています。」とお二人にお答えいただきました。

「一番の目的は、ご自宅での育児や家事のお手伝いです。例えば産後ご自宅に帰ってみて、産院で沐浴の練習はしてきたけれど、実際に生活するおうちの中ではどうすればいいのか?など、赤ちゃんとの生活が始まってから改めて気づく大変なことも多いです。そんな時のアドバイスや、私たちヘルパーがお手伝いしている間にママに一休みをしてもらったりもします。」とのこと。

確かに、産後なかなかママたちはゆっくり休むことは出来ませんよね。そんな時に育児や家事を手伝ってもらい、いろいろお話しできる。本当にほっとできると思います。

「それぞれのお宅の中に入るときに、気を付けていることはありますか?」との質問には「今このコロナ禍の影響もあり、やはり皆さん最初は他人が家の中に入ることに心配されます。でも何回か訪問するうちに次第に信頼していただけて、最終利用日には『もう少し来て欲しかった』とママたちから言ってもらえることも多いです。」と話していただけました。やっぱり、ママたちには大切なサービスなんですね。

「市内のすべてのパパママさんが、孤独で孤立した子育てにならないように願っています。そのためにも、ぜひ出産後には利用をしてみて欲しいです。」と話してくださるお二人は、とびきりの笑顔でした。

最後に、このお仕事でうれしいことは何ですか?とお伺いしたら

「すくすく成長する赤ちゃんと、だんだんと元気になるママたちの姿に、私のほうが元気をもらっています。」(山添さん)

「お手伝いの最終日にママが晴れやかな笑顔をしてくれると、良かった、ママが元気に『卒業』してくれた、とほっとします。」(古口さん)

本当に素敵なお話を聞かせていただきました、ぜひ、より多くのご家庭でご活躍していただきたいです。                                           

 

 

市役所の渡り廊下にて、お二人の素敵な笑顔を撮影させていただきました。

産後お忙しいママさんたち、ぜひヘルパーさんたちの暖かな笑顔に会ってみてくださいね。

初めてのお子さんの出産前、またはお二人目以降のお子さんの出産前。それぞれ「出産後、どうやって乗り切っていこうかな。大変だろうし、どうしよう?」という不安はどれだけ準備しても出てくると思います。

そういうパパママさんの小さな、でも切実な「ヘルプ!」の声に寄り添ってくれるのが、ママヘルプサービスの皆さんだとお話しを聞かせていただいて伝わりました。

子育て中はどうしても「パパやママが責任をもって頑張りましょう。」と言われることが多いかと思います。でも、いろいろ手は尽くしたけれども困ってしまった時に周囲に頼るのは、パパママさんと赤ちゃんを守るために、とても大切なことでもあります。

お子さんとの新しい生活が軌道に乗るまで、こういう乗り切り方もあるんだというヒントになったら、嬉しいです。

                                                                                              

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