授乳に悩むママさん、注目です!卒乳・断乳講座

いつの間にか二度咲きの金木犀の香りも消えて、すっかり秋も深くなりましたね。先日の白井梨マラソンを沿道で応援したときは暑かったのに、季節の進む速さにはびっくりしてしまいます。

さて、今年度前期も終了したので、改めて、4月から保護者の皆さんに聞かせていただいたお話を振り返ってみました。すると、やはり授乳や離乳食についての不安や困りごとが一番多くなっていました。毎日のことだけに、授乳や離乳食についての心配は尽きませんよね。

そこで今回は、子育て支援センターふれんどで実施された「卒乳・断乳講座」に参加させていただきました。卒乳・断乳に悩む保護者の皆さんが直接助産師さんに相談できる大切な機会、どんな時間になったでしょうか?

 

授乳をしている母のイラスト
ミルクを飲ませる父のイラスト

 

「いつかは必ずお子さんは卒乳できます。お子さんの力を信じて、まずはママの身体と心のケアを大切にしてくださいね。」そう穏やかに語りかけてくださったのは、助産師の和田先生です。

子育て支援センターふれんどには、6組のママとお子さんたちが集まってくれました。お子さんたちもいい子で遊びながら待ってくれています。

離乳食が進んでいるお子さん、授乳のほうが好きなお子さん。4月からの入園に備えて、そろそろ卒乳を考えているママ。皆さん、それぞれのご事情を抱えています。

「卒乳や断乳の時期はお子さんそれぞれです。ご家族のご都合や、ママとお子さんの体調を見ながら、進めてくださいね。その時には、カレンダーに印をつけて、1週間くらい前から1日に1回『〇の日におっぱいにバイバイしようね』とお子さんに教えてあげてください。まだ言葉を話さないお子さんにも、必ずママのお話は伝わります。」

 

講師の先生を囲む親子の写真

みんないい子で、ママとお話を聞いています。

講師の先生を囲む親子の写真その2

先生のお話に、うなずくママさんたち。

乳がんセルフチェックの模型と講師

乳がんチェックの模型で説明してくださいました。

 

 

ずっと穏やかに話されていた先生の声が少しだけ大きくなったのが、乳がんについてのお話のときでした。

「どうしても今はお子さんやご家族が優先になって、ママご自身のことは後回しになってしまいがちだと思います。」

うなずくママさんたちに、先生から「乳がんは唯一ご自身で見つけられるがんです。今は9人に1人が乳がんを発症すると言われています。どうかご家族のためにも、毎日の入浴の時に意識して確認してみてくださいね。」授乳が終わってからも、ママご自身やご家族のためにもぜひケアをしていきたいですね。

そして全体へのお話の後はそれぞれのママさんと個別にお話する時間となり、ママさんたちみんなが心配なことの質問をして、ほっとされていたのが印象的でした。

 

周囲からは本当に微笑ましく見える授乳している親子の姿、でもその背景にはこんなに心配や不安を抱えた保護者の皆さんがいることを改めて感じました。

授乳から離乳食開始、そして授乳を卒業して幼児食へ。今保護者の皆さんが抱える「これで大丈夫かな?」「どうしたらいいのかな?」といった心配。それはもしかしたら、ちょっと先輩の保護者の皆さんも、もしかしたら皆さんのご両親や祖父母の皆さんも感じていた心配と同じかもしれません。

昔、周囲に心配されながら大きくなった皆さんが、今、パパママさんとして子育てに奮闘されている。そう考えたら、今の悩みもいつかきっと卒業できるのかもしれません。きっといつかは卒業できる悩みだからこそ、困った時や心配な時には一人で抱え込まずにいつでも周囲に相談してくださいね。

白井市は、子育て世代のパパママさんたちをいつでも応援しています!!

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