公共施設におけるアスベストの検出について(平成21年4月24日)

公共施設のアスベスト調査結果

平成21年3月、市の公共施設で使用されている吹き付け材におけるアスベストの含有について分析調査をしたところ、市役所本庁舎・清水口小学校・七次台小学校・南山中学校・七次台中学校の吹付け材から、基準値0.1% (重量比) 以上のアスベストが検出されました。

経緯及び調査結果

 市の公共施設で使用されている吹き付け材のアスベスト分析調査は、平成17年度に、当時国内で使用されていると言われていたクリソタイル・アモサイト・クロシドライトの3種類について行い、このときアスベストが検出された施設については、全て除去を完了しています。
 その後、国内で上記の3種以外のアスベストの使用が確認されたことから、市有建築物(8施設)について国の通知に基づき、新たにアクチノライト・アンソフィライト・トレモライトの3種を加え、合計6種の調査を行ったところ、新たな3種については検出されなかったものの、平成17年度の調査では不検出とされていたクリソタイルが、5施設の吹き付けひる石(バーミキュライト)から検出されました。
 このことは、吹き付けひる石に関するJISのアスベスト分析方法が平成20年6月に改定されたことが主な要因と考えられます。
 なお、分析調査結果の詳細は、下の関連書類をご覧ください。

空気中濃度の調査

 アスベストが検出された5施設については、安全性を確認するため、急遽、アスベストの空気中濃度を調査いたしましたが、いずれの箇所も当該分析機関において計量が可能な値を下回る0.30(本/リットル)未満との結果で、大気汚染防止法施行規則第16条の2に規定される石綿製品製造事業場の敷地境界における基準値10(本/リットル)を大きく下回っており、身体への影響は極めて少ないものと考えています。

除去工事

 市では、市民や児童・生徒が安心して利用できるよう、一刻も早くこれらの吹付け材を除去する考えで、除去工事を執行するための予算案を4月28日の臨時議会に上程することとしています。

関連書類

この記事に関するお問い合わせ先

都市建設部 建築宅地課 建築班
〒270-1492 千葉県白井市復1123番地
電話番号:047-401-4675
ファックス:047-492-3070
お問い合わせはこちらから