小金牧の牧士資料(県指定文化財)

江戸幕府の牧を管理した、牧士の貴重な資料です

(画像)陣笠(上)、野羽織(中)、野袴(下)

陣笠(上)、野羽織(中)、野袴(下)  

(画像)鞍(くら)

鞍(くら)

(画像)鐙(あぶみ)

鐙(あぶみ)

種別

有形文化財(歴史資料)

所在地

富塚

概要

 江戸幕府が設置した馬牧である小金牧では、牧士(もくし)と呼ばれる人々が牧の日常管理を担当していました。牧士は苗字帯刀(みょうじたいとう)、乗馬、鉄砲の所持を許され、幕府から給金が支給されています支給されています。
 牧士は当初数名でしたが、規模の拡大等に伴って村の名主(なぬし)階級から選ばれるようになり、川上家では寛政5年(1793年)に川上右仲が初めて任命され、その後4代にわたって牧士を務めました。川上家には牧士が使用した資料が数多く保存され、そのうち衣服15点、馬具9点、武具3点、狩猟具4点、家具1点、その他5点、古文書137点など計174点が指定されています。衣服には牧士の上着(野羽織)や野袴、陣笠が、馬具には鞍や鐙、馬柄杓、武具には鉄扇(てつせん)、狩猟具には火縄銃や旗などがあり、いずれも牧士の実態を知る上で貴重な資料です。 (原則非公開)

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