長楽寺の木造阿弥陀如来立像(市指定文化財)

(画像)長楽寺の木造阿弥陀如来立像(市指定文化財)

種別

有形文化財(彫刻)

所在地

根(七次)

概要

 天台宗延暦寺派の長楽寺本堂に安置されています。長楽寺は文明年間(1469~1486年)の開基とされる古刹です。
 長楽寺の本尊である阿弥陀如来立像は像高97.4センチメートルをはかり、市内の寺院に安置された本尊の中では最大、市内に伝わる他の仏像と比較しても最大級の像高を誇るもので、市内の仏像彫刻を代表する作例の一つです。本像は複数のヒノキ材による寄木造です。手は来迎印を結び、衣は黒漆塗とし、肉身部分は漆箔とします。眼は玉眼とし、白毫や肉髻珠に水晶がはめ込まれます。像の表現は平安時代後期の像にならったものかと見られ、銘記などはありませんが、その丁寧な作風から江戸時代前期の作として考えられています。

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