幼児期の食事

1歳半~2歳頃

幼児期は、おいしさやまわりの人と食べる楽しさを知り、食に関する様々な意欲が育ちます。

また、身体が発達し、味覚をはじめ感覚機能や咀しゃく機能等の発達が著しい時期です。

食への興味や関心が持てるよう、食の体験を重ねることが大切です。

1歳半から2歳頃の特徴

・好奇心が旺盛になり、食事をしていても、すぐに他のことに関心がいってしまいます。

・手や指先の機能がほぼ完成して、自分でスプーンやフォークが使えるようになります。

・奥歯が発達する時期なので、食べ物を噛みつぶせるようになります。

 

1日3回、バランスのよい食事を

1.献立は、主食・主菜・副菜を基本に

栄養バランスのよい食事は、主食(ごはんやパン、めん類など)、主菜(肉や魚、卵、大豆類などを使った料理)、副菜(野菜やきのこ、海藻類などを使った料理)を揃えた食事です。

むら食いや遊び食べなどが多いこの時期は、栄養バランスを整えることを1食だけにこだわらず、1日単位や2~3日単位で調整してもよいでしょう。

 

2.食事は決まった時間に

1日3回の食事は、決まった時間にとりましょう。

時間を決めることで1日の生活リズムが整ってきます。

また食事の時間は、空腹でむかえるようにしましょう。

笑顔で食事をする親子3人

ちょっとの工夫で、苦手を解消!

1.噛む力が未熟なために苦手なものは、調理方法を工夫して、食べやすくしてあげましょう。

          <食べにくい理由と食品例>                              < 食べやすくする工夫例> 

・硬い、飲み込めない(かたまり肉など)       →     ひき肉や薄切り肉を選び、とろみをつける。

・弾力がある(かまぼこ、きのこなど)           →     細かく切る。

・皮が口に残る(豆、トマトなど)                  →     皮を取り除く。

・ペラペラする(レタス、わかめなど)            →    やわらかく加熱する。細かく刻む。

・パラパラする(ひき肉、ブロッコリーなど) →    とろみをつける。

 

2.食事の時間以外にも、食を楽しむ機会を作りましょう。

絵本の読み聞かせやおままごとなどの遊びや、食事の時間以外にも、いろいろな食べ物に触れて、食を楽しむ機会を作りましょう。

読み聞かせをしている様子

3歳~5歳頃

幼児期は、おいしさやまわりの人と食べる楽しさを知り、食に関する様々な意欲が育ちます。

食への興味や関心が持てるよう、食事の時間に加えて、絵本の読み聞かせやおままごとなどの遊びや、野菜の栽培体験、お手伝いなど、いろいろな食べ物に触れて食を楽しむ機会作りましょう。

3歳から5歳頃の特徴

・精神的にも大きく発達する時期です。

・運動機能がアップし、指先の動きもスムーズになってきます。お箸を使ったり、食事のマナーを身につけることができるようになります。簡単なお手伝いもできるようになります。

・ほぼ乳歯が生え揃い、しっかりと噛んで、食べられるものも多くなります。

1日3回、バランスのよい食事を

1.献立は、主食・主菜・副菜を基本に

栄養バランスのよい食事は、主食(ごはんやパンなど)、主菜(肉や魚、卵、ダイス類などを使った料理)、副菜(野菜やきのこ、海藻類などを使った料理)を揃えた食事です。

 

2.食事は決まった時間に

1日3回の食事は、決まった時間にとりましょう。

時間を決めることで1日の生活リズムが整ってきます。

また、食事の時間は、空腹でむかえるようにしましょう。

 

食事のマナー あいさつ・姿勢

★あいさつ

食事のあいさつ「いただきます」「ごちそうさま」は、食べ物への感謝の心を育てます。また食事の時間の始まりと終わりのけじめになります。

いただきますとごちそうさま

★姿勢

食事中は背筋を伸ばし、姿勢を正して座ります。足の裏を床にしっかりつけて体を安定させることもも大切です。安定した姿勢で食べることは、誤嚥予防にもなります!

子どもの食事時の安定した姿勢のコツ

~食器の持ち方~

姿勢よくたべるために、茶わんや小さい器は持って食べます。

幼児期のおやつ

★おやつの役割って?

子どもは小さな身体に対してたくさんのエネルギーや栄養素が必要です。しかし、胃袋が小さく消化吸収能力も発達途中のため、1日3回の食事だけではとりきれません。おやつには、それを補う食事としての役割があります。子供にとっておやつは、大事な食事の一部(補食)と考えます。

 

★おやつの目安

・1~2歳:1日2回(午前・午後1回ずつ)、1日100~150kcal程度

・3歳以上:1日1回(午後1回)、1日200kcal程度

 

食事とともに、時間を決めてあげることが大切です。

また、食事に影響しないよう、食事とおやつの間隔は2~3時間あけましょう。

おやつの時間がずれた時は、無理にあげる必要はありません。

お芋とリンゴを食べる子供

おやつ選びのポイント

エネルギーの補給や、3回の食事で不足がちな栄養素(カルシウムやビタミン、食物繊維)を豊富に含む食材を中心に、とり入れましょう。水分補給も忘れずに。

〈おすすめのおやつ〉

★エネルギー補給になるもの

    おにぎり、パン、ホットケーキ、ふかしいも など

     ※しらす干しやきな粉を混ぜたり、野菜を加えたりすることで、さらに栄養も美味しさもアップします!

 

★カルシウム補給になるもの

    牛乳・乳製品、小魚など

 

★ビタミンや食物繊維の補給になるもの

    野菜や果物など

 

★飲み物

    甘くないもの(水や麦茶など)

 

★市販のおやつ

    こども用がオススメです。塩分や脂肪、糖分が控えめで、薄味になっているものも多いです。また栄養成分表示(カロリー表示)を参考にするとよいでしょう。小袋もあります。大人と同じものを袋ごとあげると、ついつい食べ過ぎてしまうということもありますので、その場合はお皿にだしてからあげるようにしましょう。

 

 

 

 

幼児期の食事 資料等

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