「緊急地震速報」を見聞きしたときは

「緊急地震速報」は、震源に近い観測点で地震を検知し、直ちに震源や地震の規模(マグニチュード)などを推定し、大きな揺れが始まる前に防災行動をとることにより、地震被害の軽減が期待されます。

しかし、緊急地震速報には、情報の提供から大きな揺れが始まるまでは、長い場合でも数十秒程度であり、震源に近いところでは、情報の提供が主要動の到達に間に合わない場合があるなどの技術的な限界がありますが、テレビやラジオなどによる放送を含め、広く国民の方へ提供することにより、緊急地震速報を有効に活用し、身の安全を守っていただくためには、情報を受けたときにどのように行動すれば良いかという「緊急地震速報の利用の心得」を理解していただくことが重要となります。

緊急地震速報の利用の心得

「周囲の状況に応じて、まず、身の安全を確保する」 

1 家庭では

  • 頭を保護し、大きな家具からは離れ、丈夫な机の下などに隠れる
  • あわてて外へ飛び出さない
  • 無理に火を消そうとしない

2 不特定多数の者が出入りする施設では

  • 施設の従業員等の指示に従う 
  • その場で、頭を保護し、揺れに備えて身構える
  • あわてて出口・階段などに殺到しない

3 屋外では

  • ブロック塀の倒壊、自動販売機の転倒、ビルからの壁、看板、割れたガラスの落下に注意 
  • 山やがけ付近にいるときは、落石やがけ崩れに注意

4 乗り物で移動中では

  • 自動車運転中は、後続の車が情報を聞いていない場合があるので、あわててスピー ドを落さず、ハザードランプを点灯し、まわりの車に注意を促したのち、緩やかにスピードを落し、大きな揺れを感じたら、道路状況を確認して安全な場所に停止 
  • 鉄道・バスに乗車中は、つり革、手すりなどにしっかりつかまる
  • エレベーター利用中は、最寄りの階で停止させ、速やかにエレベーターから降りる

なお、緊急地震速報の詳細については、気象庁のホームページをご覧ください。

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