「ゼロカーボンシティ」に向けての市の取組、市民・事業者の役割

「ゼロカーボンシティ」表明

市では、令和4年第1回白井市議会定例会において、令和4年2月16日の一般質問の市長答弁の際に、笠井市長より、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」の実現に向けてチャレンジしていくことを表明しました。

「ゼロカーボンシティ」実現のため、市民・市民団体・事業者・行政が一体となって「オール白井」で取り組む必要がありますので、脱炭素化に向けて御協力をお願いします。

市の取組

2050年の脱炭素社会の実現を見据え、まずは、計画期間を令和4年度から令和12年度までの9年間とする、「白井市第3次環境基本計画」と「白井市第5次地球温暖化対策実行計画(事務事業編)」において、実効性のある地球温暖化対策に取り組み、将来的なカーボンニュートラルを目指します。

〇白井市第3次環境基本計画

(施策の方向)

・再生可能エネルギーの普及拡大

・省エネルギーの促進

・交通対策による脱炭素化の促進

・脱炭素型まちづくりの促進

・気候変動への適応の実践

〇白井市第5次地球温暖化対策実行計画(事務事業編)

(方針)

・計画期間の前半は、計画的な取組を推進します。

・計画期間の中後半は、目標達成に向けたさらなる取組の強化を図ります。

・令和32(2050)年度の白井市の事務事業におけるカーボンニュートラルを目指すため、令和12(2030)年度以降の積極的な取組の方向性を設定します。

市民の役割

・省エネ性能の高い家電への買い替えを検討します。

・太陽光発電や蓄電池、燃料電池、高効率給湯器などの住宅等への導入を検討します。

・電力小売自由化について正しく理解し、再エネ電力の選択に努めます。

・長期優良住宅建築物等の認証基準を満たした住宅の改修・購入を検討します。

事業者の役割

・LED 照明への更新、コージェネレーションシステム設備等の導入を検討して、事業所の省エネを進めます。

・周囲の自然や景観、住環境等に配慮したうえで、再エネ発電設備の設置を検討します。

・再エネ電力やカーボン・オフセットされたガスの選択に努めます。

・建築物の新築・改修時は、環境認証制度の取得に努めます。

用語解説

〇ゼロカーボンシティ:自治体内で出る温室効果ガス排出量を実質ゼロにしたまちのことで、目標達成のため、省エネルギーや再生可能エネルギー等によって、最大限温室効果ガスの排出を減らし、どうしても出てしまう温室効果ガスについては、森林の吸収等でゼロにすることで、「温室効果ガス排出量実質ゼロ」を目指します。

〇高効率給湯器:従来の給湯器と比較して少ないエネルギーで効率よくお湯をつくれる給湯器のことで、CO₂の排出量を抑制することにもつながっています。

〇長期優良住宅建築物:2009 年6 月4 日に施行された「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」によって、長期にわたり住み続けられるための措置が講じられて建てられた、もしくはその認定を受けた優良な住宅を指します。

(2021 年5 月28 日改正)

〇カーボン・オフセット:日常生活や経済活動において避けることができないCO₂等の温室効果ガスの排出について、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること(家庭や自社以外での植樹や省エネ機器への投資)等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方です。

【環境省作成】脱炭素経営の促進に関する各種ガイド

環境省では、企業の脱炭素経営の具体的な取組を促進するため、「TCFDを活用した経営戦略立案のススメ~気候関連リスク・機会を織り込むシナリオ分析実践ガイド ver3.0~」、「SBT等の達成に向けたGHG排出削減計画策定計画策定ガイドブック」、「中小規模事業者のための脱炭素経営ハンドブック」を策定しました。

この記事に関するお問い合わせ先

市民環境経済部 環境課 環境保全係
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