白井市定員管理指針の見直しを行いました

見直しの経緯

 市の職員定員管理については、平成21 年度の見直しにより、短期間の大量定年退職者が出る時期に円滑な行政運営ができる職員体制を確保し、かつ、効率的で柔軟な行財政運営を保持していくため、10 年間の長期的な視点に立った方針を定め定員管理を行ってきました。

 現在の定員管理指針の目標値が平成31 年度までであること、また平成30年8 月に策定した財政推計の見直し及び財政健全化の取組みを着実に実行するため、職員数の定員管理を長期的に管理していく必要があることから、引き続き今後10 年間(平成32年度から平成41年度まで)の定員管理の指針を定めることとしました。

基本的な方針

 定員管理の基本的な方針は、財政健全化の取組みである人件費の削減を着実に実現するため、再任用職員も含めた職員数で定員管理をしていきます。

 また、行政経営改革実施計画、財政健全化の取組み及び行政組織再編基本方針に基づいて、行政組織の効率化・スリム化を図り職員数を抑制するとともに、委託や指定管理者制度を積極的に活用しながら、職員が行うべき業務の充実を図り、全体の職員数のスリム化を進めます。

 新たな行政需要に対応するための必要な人員の確保については、既存事業の廃止・統合及び業務の簡素化、民間等委託、市民との協働等によって人員を削減するとともに、退職者に対する補充として計画的な職員採用や定年退職者の再任用制度を活用するなど、引き続き職員の任用の多様化を図ることとします。

基本的な方針に基づく具体的な方策

退職職員の補充等

・定年退職者や勧奨退職者等の補充については、目標職員数を考慮し、必要かつ最小限に止め、毎年度の採用人数の平準化を図るなど計画的な採用を行うとともに、再任用職員数も考慮しながら、職員バランスを考慮し採用します。

・採用職員数は、事務職、技術職、専門職の合計数とします。

・職員の退職補充は、法令上の要件等も踏まえ専門職を優先します。

・技能労務者(運転手、用務員、調理員、技能員)の退職補充は引き続き行わず、退職不補充に係る代替措置については、次のとおりとします。
 運転、調理業務・・・委託等に移行
 用務員、技能員・・・非常勤職員(会計年度任用職員)又は委託等に移行

財政健全化の取組み

 平成30 年8 月に策定された財政健全化の取組みを着実に遂行するため、事務事業を見直ししながら、職員数の抑制を図ります。

組織体制の見直し

 限られた市役所内のマンパワーを最大限に発揮し、新たな行政課題に対応していくため、平成29 年度に策定した白井市行政組織再編基本方針に基づき行政組織の細分化、専門化を見直し、組織規模の適正化に考慮しながら、効率的で機動的な行政組織を構築するとともに、行政組織の効率化・スリム化を進めていきます。

再任用制度の活用

 再任用職員が、現役時のキャリアや個人の能力を十分に活かせるように、これまでの配置部署にこだわらず、様々な部署で積極的に活用していきます。

任期付職員採用制度の活用

 任期付職員採用制度を活用し、事務の内容等により、専門性が高い業務や一時的に業務が増加することが見込まれる業務については、知識・経験を有する者を採用し、正規職員の抑制を図ります。

 また、職員の育児休業の取得に係る措置として任期付職員制度の活用を図ります。

会計年度任用職員制度の活用(平成32年度から)

 業務の内容等により、短時間で終了する業務や単純作業については、会計年度任用職員を活用します。

民間委託・指定管理者制度等の活用

 市が直接実施するよりも民間会社に委ねた方が市民の利便性の向上や費用対効果が期待できる分野については、積極的に民間委託を推進していきます。

白井市定員管理指針

 上記各項目の詳細、計画期間中の各年度の職員数の目標値など指針の詳細については下記の「白井市定員管理指針」をご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

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