夏の病気に、ご用心!!

梅雨空から夏の空へ、どんどんと季節も進んでいきますね。夏休みの予定を楽しみにしているパパママさんやお子さんも多いかと思います。やっと制限なしで過ごせるこの夏、ぜひご家族皆さんで楽しんでくださいね。

夏を楽しむためには、まずご家族皆さんが元気でいることが第一!!でも実はこの季節は、身体のトラブルも増えがちです。そこで今回は、夏に増える身体のトラブルの対策をまとめてみました。

 

虫刺されの男児のイラスト

虫刺されにも注意が必要です

熱中症の女児のイラスト

水分補給と帽子も忘れずに!!

 

熱中症について

ここ近年の夏の暑さは本当に厳しいですが、毎日のニュースや天気予報で「猛暑です、熱中症に注意!」と言われ続けると、つい「いつものことだし。」と思ってしまい、緊張感がなくなってしまいがちです。

改めて、熱中症を防ぐためにもお出かけの時には親子それぞれの水分と帽子や日傘を忘れずに!のどが渇いてから飲むのではなく、意識してこまめに水分や塩分の補給をしてくださいね。また、なるべく日かげを歩いたり、お子さんのベビーカー用の保冷剤を用意したりなど、対策をお願いします。

もしお出かけの時間を調整できるのであれば、なるべく朝夕の少しでも気温の低い時間を選びましょう。そしてお出かけ先でもお子さんの様子をよく見て、少しでも心配な時には休憩をとってくださいね。

 

あせもなどの肌トラブルについて

どうしても汗をかいたり虫に刺されたりしがちな夏には、お子さんの肌トラブルも増えてきます。汗や虫刺されの刺激で肌がかゆくなり、肌をかきむしってしまったことであせもやとびひなどになった経験は、パパママさんにもあるのではないでしょうか?

つるつるすべすべと思われがちなお子さんの肌ですが、実は乳幼児の肌の表皮組織は、大人に比べると半分の厚さしかないそうです。そのため、汗などの刺激には大人以上に気を付けてあげてくださいね。

汗をかいたときには、帰宅後なるべく早めに汗を拭きとるかシャワーでさっぱりさせてあげてください。また、あせもなどが出てきたときには早めに医療機関を受診して、先生に処方された通りに薬を塗ってあげましょう。

どうしてもかゆみが強くて我慢が出来ず、お子さんがあせもや虫刺されをかきむしってしまうと、そこからとびひになったりなど、症状がひどくなってしまうことがあります。お子さんがかゆがる時には、保冷剤をタオルに包んで患部に当ててあげたり、かゆさばかりに気を取られないように他の遊びに誘ってあげることもお薦めです。

 

乳児湿疹のイラスト

見ている親のほうが辛くなりますね。

熱中症の子どもイラスト

汗をかいたら、しっかり拭き取って水分補給!

 

夏風邪について

この時期は、夏風邪もひきやすくなります。ヘルパンギーナ・プール熱・手足口病が三大夏風邪の原因といわれていて、発熱や発疹など、それぞれのウィルスによって症状が出てきます。特に今年はヘルパンギーナが大流行とのニュースも出ています。

感染経路は、「飛沫感染」「接触感染」「経口感染」「糞口感染」が主になります。また、今年流行のヘルパンギーナは、お子さんのオムツ交換も感染経路になります。お子さんのおむつ交換後には、親子でしっかりと忘れずに手を洗いましょう!

他のウィルス対策もこの3年半と同じように、手洗いとうがいなどをしっかり行うことが大切になります。「ウィルス」「感染経路」「ウィルスの宿主」の三つがそろった時に感染をしやすくなりますので、感染予防には、この三つのうち一つでも減らす方法を考えてみてくださいね。

でも、気を付けていてもやっぱり体調を崩してしまうときはありますよね。そんな時にお子さんの様子で特に気を付けていただきたいのは「機嫌や顔色はどうか?」「食欲があり、水分を摂れているか?」「おしっこは出ているか?」などです。

また、お子さんはどうしても夕方から夜にかけて体調を崩すことが多いです。夜間でも病院を受診したほうがいいのか?それとも、無理はさせずに家で休ませて翌朝まで様子を見守ったほうがいいのか?子育ての中で最も迷う場面のひとつですよね。

お子さんの普段の様子を一番知っているパパママさんから見て、いつものお子さんと比べてどう様子が違うか?が受診の緊急性を判断する際には大切になります。「咳がひどくて呼吸がつらそうなとき」「嘔吐下痢が続いて水分が摂れず、脱水症状が疑われるとき」「けいれんを起こして、5分以上続いているとき」はためらわずに受診か救急車を呼んでください。

また、そこまで症状はひどくなさそうだけどどうしようかな?と判断に悩む時には、「子ども医療電話相談」の相談先リンクも下に掲載しておきますので、ぜひご参考にしてみてください。

 

 

ここまで、夏の期間に特に気をつけたい病気やその対策などをまとめてみました。いざというときに慌てないように、普段からの体調管理はもちろんですが、万一の時にどう対応するかもイメージしておくといいですね。

パパママさんもお子さんたちも、くれぐれも体調には気をつけて、皆さんで楽しい夏を過ごしてくださいね。

 

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