室内でのヒヤリハットを防ぎましょう

さわやかな空気と一緒に、秋がやって来ました。これからだんだんと寒くなってくると、室内で過ごす時間も増えますよね。

そこで今回は「室内での子どものヒヤリハットを防ごう!」をテーマに、お子さんと安全に室内で過ごすために出来ることを考えてみたいと思います。

 

【新生児期から1歳になるまで】

新生児期はねんねで過ごす赤ちゃんも、だんだんと首が座り手足を動かすことができるようになると、ヒヤリハットの出来事が増えてきます。

【誤飲】

赤ちゃんのヒヤリハットで一番多いのが誤飲です。誤飲とは、飲食物ではなく、口に入れてはいけないシールや硬貨、薬、ボタン電池などを誤って飲み込んでしまうことです。誤飲が原因となり、窒息や中毒などの重大事故につながる危険があります。また食べ物でも、ミニトマトやぶどう、ピーナッツのようなつるりとした丸い食べ物も、丸のみしてしまうとのどに詰まってしまう可能性があります。

室内では「お子さんの手の届く範囲に小さな物や危険な物は置かない。」を徹底しましょう。「乳児は生後5か月を過ぎると手に触れた物をなんでも口に入れるようになります。」と母子手帳にも記載されています。

母子手帳の誤飲・窒息防止用スケール(または、トイレットペーパーの芯)に入る大きさの物は、お子さんが飲み込んでしまう可能性があります。お子さんが食べ物以外の物を口に入れなくなるまでは、気を付けてあげてください。また、誤飲のときにはどう対応したらいいのかを紹介しているサイトや動画もあります。お時間のある時に見ておくと、いざというときに慌てなくて済みますね。

【怪我ややけど】

ハイハイや伝い歩きができるようになると、これまで手の届かなかった場所にある物を赤ちゃんは触り始めます。例えばテーブルクロスを引っ張って、熱々の料理のお皿を落としてしまったりなど、昨日までは予想もしなかった所や物に赤ちゃんは手を伸ばしてしまいます。

赤ちゃんが自分で動けるようになったら、赤ちゃんの目の高さで室内を確認して危険な物は片付けましょう。また、台所や階段の入り口には柵を取り付けるなどの対策をお願いします。

 

ボタン電池を誤飲しそうな赤ちゃんのイラスト

ボタン電池や磁石は、とても危険です!!

アイロンに触ってしまった赤ちゃんのイラスト

アイロンなども、使用後はすぐに片付けましょう。

 

【1歳以降】

【転倒・転落】

階段やソファーなど、高いところからの転落が増えてくるのがこの年齢です。また、一番気を付けていただきたいのがベランダからの転落です。お子さんが小さい間は、ベランダには入れないこと、そしてベランダには踏み台になるような物は置かないようにしましょう。

またベランダや玄関では、お子さんが室内側のカギを閉めてしまって「閉めだし」になるケースも多いです。ちょっと洗濯物を干すなどの間でも、保護者の方が外側に出るときには、出入り口の確保を忘れずにお願いします。

【お風呂・トイレ】

お子さんが自由に動けるようになったら、お風呂やトイレなどの水まわりにも注意が必要です。ほんの数センチの深さの水でも、お子さんにとっては危険なことがあります。お子さんが小さな時期は、お風呂の残り湯にも気を付けてくださいね。

また、お風呂やトイレの掃除で使う洗剤類は、お子さんの手の届かない場所に保管しましょう。使った後はすぐに片づけることで、危険を防ぐことができます。

 

ベランダの柵を乗り越えそうな幼児のイラスト

お子さんだけでベランダに出すのは危険です。

お風呂でおぼれそうな幼児のイラスト

お風呂の残り湯にも注意しましょう。

笑顔の親子のイラスト

 

パパママさんがどれだけ気を付けても、思いがけないところにヒヤリハットは潜んでいます。そして1件の重大な事故の影には、たくさんのヒヤリハットがあるといわれていて、全ての危険を避けることは難しいです。

だからこそ「ヒヤッとしたね、これからは気を付けよう!」で済むように、毎日のお子さんの成長に合わせての見守りと、ヒヤリハットをご家族で共有することで重大な事故を防止していきたいですね。

 

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