SDGsが掲げる17のゴール(目標)について

持続可能な開発目標(SDGs)で世界中の課題を解決するにあたっての共通目標として設定された17の目標の概要とその目標に関連した白井市の事業例を紹介します。

目標1 貧困をなくそう

貧困をなくそう

世界中の、あらゆる形態の貧困を終わらせることを目指した目標です。世界には、「絶対的貧困」という、1日1.9米ドル(約210円)以下で暮らす極度の貧困の形もあれば、所属する社会の一般的な水準より低い状況で暮らさなければいけない「相対的貧困」という貧困の形があります。日本では、7人に1人の子どもが「相対的貧困」の状況に置かれています。

目標1に関連した白井市の事業例
・就学援助制度
・ひとり親家庭等医療費等助成
・子育て世代包括支援センター事業
・学習支援事業
・生活困窮者自立支援事業

目標2 飢餓をゼロに

飢餓をゼロに

子どもからお年寄りまですべての人たちが、栄養のある十分な食事を取り、持続可能な農業をすすめることで世界中の飢餓を終わらせることを目指す目標です。
環境や生物多様性を守りながら農業の生産量を増やすことは、飢餓や栄養不足をなくすためにはとても大切であり、そのために、種や作物、家畜の多様性や環境、資源を守る持続可能な農業を進めていくことが大変重要です。

目標2に関連した白井市の事業例
・食育講座&料理教室
・しろい食育サポート店
・農産物ブランド化推進事業
・農産物流通販売拡大事業

目標3 すべての人に健康と福祉を

すべての人に健康と福祉を

すべての人が健康で、安心して満足に暮らすためには、病気を未然に予防したり、適切な治療を受けたりすることが必要です。
また、妊娠や出産の際に誰もが保健サービスを受けられること、幼い子どもが本来予防できるはずの病気で命を落とすことがないようにすること、そして誰もが薬やワクチンを手にできるようにすることが必要です。
目標3ではこれらを達成するとともに、交通事故による死亡者・負傷者の数を半分に減らすこと、化学物質や大気・水質・土壌の汚染を減らしていくことも目指しています。

目標3に関連した白井市の事業例
・白井なし坊体操
・予防接種
・地域健康づくり事業
・介護予防自主グループ事業

目標4 質の高い教育をみんなに

質の高い教育をみんなに

住んでいる場所や家庭の経済状況に関わらず、誰もが無料で質の高い基礎教育や職業訓練を平等に受け、すべての世代の人が生涯にわたりさまざまな機会に学習できるようにするための目標です。
安全で通いやすい学校設備を整えたり、補助教員などの先生の数を増やすことによる教育の質の向上もこの目標に含まれます。

目標4に関連した白井市の事業例
・スクールバスの導入による通学の安全確保
・放課後子ども教室事業
・教育の情報化推進事業
・市民大学校事業
・青少年国際交流事業
・学習支援事業

目標5 ジェンダー平等を実現しよう

ジェンダー平等を実現しよう

すべての人が性を理由に差別されず、すべての女性や女の子に対する性的な人身取引を含むあらゆる種類の差別や暴力、搾取を、世界のすべての場所でなくすことを目指します。
また、無報酬の育児・介護や家事労働を認識し、評価することや、女性や女の子が政治や経済活動の意思決定に平等に参加できることもこの目標に含まれます。

目標5に関連した白井市の事業例
・女性生き生き相談
・DV等防止対策事業
・一時保育事業
・暴力対策ネットワーク事業

目標6 安全な水とトイレを世界中に

安全な水とトイレを世界中に

すべての人が安全で安価な水を使えるようにすること、適切な方法による下水処理やごみ処理などの衛生設備が整った環境で暮らせることを目指すための目標です。
また排水処理を通して水質を管理することや、今後深刻化するといわれている水不足に対し、水の再利用や利用効率の改善、コミュニティ参加による水資源管理や水に関する生態系の保護も目指しています。

目標6に関連した白井市の事業例
・排水施設整備事業
・汚水排水施設整備事業
・雨水排水施設整備事業

目標7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに

エネルギーをみんなにそしてクリーンに

すべての人が、電気やガスなどのより新しいエネルギーを、安い価格で安定して使えるようにすることを目指す目標です。
電気やガスなどのエネルギーを持続して供給するためには、石油や石炭などのエネルギー源のみに頼らず、再生可能エネルギーの使用を増やすことが大切で、これも目標の一つに含まれます。

目標7に関連した白井市の事業例
・市庁舎での太陽光発電
・カーボンニュートラルセミナーの実施
・鉄道交通推進事業
・省資源・省エネルギー推進事業

目標8 働きがいも経済成長も

働きがいも経済成長も

すべての人が働きがいのある人間らしい仕事をし、自然資源である環境を守りながら、持続可能な経済成長を進めることを目指す目標です。
この目標には、2030年までに、若者や障害者を含む、すべての女性と男性が、人間らしい働きがいのある仕事に就くこと、また子どもの心身に害を及ぼす労働には厳しい姿勢で臨むことが含まれています。

目標8に関連した白井市の事業例
・雇用・労働支援事業
・創業支援事業
・待機児童対策事業
・障がい者雇用・就労支援事業

目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう

産業と技術革新の基盤をつくろう

経済成長と人々の健康で安全な暮らしの両方を実現するため、社会の基盤となるインフラを持続可能で、災害に強く、環境破壊をもたらさないものにするための目標です。
経済発展を進める際に、製造業に従事する人の数を増やしたり、企業が環境に配慮した技術や製造の工程などを取り入れることなども目指しています。

目標9に関連した白井市の事業例
・情報集約・発信支援事業
・創業支援事業
・異業種・異分野間交流・連携事業
・工業専用地域振興事業

目標10 人や国の不平等をなくそう

人や国の不平等をなくそう

国と国の間、または国の中での不平等を減らすための目標です。各国の中で所得が水準より低い人々の収入をより早く増やすことや、年齢、性別、障害、人種などによる社会・経済・政治的な機会の不平等をなくし、特定のグループを差別するような法律や慣習をなくすことを目指しています。

目標10に関連した白井市の事業例
・若い世代定住支援促進支援事業
・DV等防止対策事業
・暴力対策ネットワーク事業
・生活困窮者自立支援事業

目標11 住み続けられるまちづくりを

住み続けられるまちづくりを

すべての人が水・電気などの必要なサービスを得られる安全な家に住むことや特に子どもや女性、障害者、高齢者など配慮が必要な人々にとって、安全で価格が安く、かつ環境に配慮した交通機関や公園などの公共スペースをつくることを目指す目標です。
さらに住民のまちづくりへの参加を確保すること、災害に強いまちや地域をつくること、大気汚染を防ぎ廃棄物を管理して都市の環境を改善すること、世界文化遺産・自然遺産を守ることもこの目標に含まれます。

目標11に関連した白井市の事業例
・県営住宅への入居募集
・ハザードマップの作成
・ゆとりある住環境整備事業
・中心都市拠点・生活拠点づくり事業
・駅周辺地域活性化事業

目標12 つくる責任つかう責任

つくる責任つかう責任

これまでの生産と消費の形態への反省から、すべての国が、一人当たりの食品廃棄量を全体で半分に減らすこと、化学物質や廃棄物を大気・水・土壌に流れ出すことを食い止めること、3R(ゴミを減らし、再利用し、資源化すること)を促進することを目指す目標です。
持続可能な消費と生産を行うためには、事業者が持続可能な方法で事業を実施し情報を公開することや国や自治体が環境に優しい物品やサービスを使用すること、そして人々が自然と調和した暮らしに関する知識を得られるようにすることなども必要で、それらも目標として掲げています。

目標12に関連した白井市の事業例
・資源回収運動
・小型家電回収ボックスの設置
・就農支援事業
・農産物ブランド化推進事業

目標13 気候変動に具体的な対策を

気候変動に具体的な対策を

気候変動がもたらす危険や自然災害に対する備えを強化し、災害に強く、災害から回復する力を高めることを目指す目標です。
気候変動の原因となる温室効果ガス排出の減少、気候変動に伴う環境変化への適応やその影響の軽減について、人々が知識を得て能力を高め、きちんと制度を整えることが目標となっており、教育の場においてもこれらについて指導することが求められます。

目標13に関連した白井市の事業例
・地球温暖化対策実行の策定
・ゼロカーボンシティの表明
・鉄道交通推進事業
・バス交通推進事業
・森のグラウンドワーク推進事業

目標14 海の豊かさを守ろう

海の豊かさを守ろう

海の汚染の主な原因である陸上の人間の活動を改善し、海洋汚染を防ぎ、海の生態系に悪影響を与えないよう、健全で生産的で持続可能な海洋、および生態系の保護と回復を目指すための目標です。
過剰または違法な漁業、海の環境を破壊するような漁業の方法を撤廃して取り締まり、科学的な情報に基づいた保全を実施することもこの目標に含まれます。

目標14に関連した白井市の事業例
・審議会等で使用する飲料についてペットボトルから缶への切り替え

目標15 陸の豊かさも守ろう

陸の豊かさも守ろう

森林、湿地、山地、内陸にある淡水など、陸の生態系を守り、持続可能な方法で利用することや、森林をきちんと管理し、砂漠化に対処し、森林破壊や土地の劣化を防ぎ、再生させることを目指す目標です。
また生物多様性が失われることを防ぐため、絶滅危惧種を一刻も早く保護したり、密漁や動植物の違法な取引をなくすための措置を講じたりすることもこの目標に含まれます。

目標15に関連した白井市の事業例
・情報集約・発信支援事業
・(仮)谷田・清戸市民の森整備事業
・農地集積支援事業
・農産物ブランド化推進事業
・森のグラウンドワーク推進事業

目標16 平和と公正をすべての人に

平和と公正をすべての人に

平和な社会づくりのため、世界中から、虐待、搾取、人身売買など、子どもに対する暴力を含む、あらゆる暴力と暴力による死を大幅になくすこと、政府や国の制度を公正にし、すべての人が平等に司法を利用することを目指す目標です。
子どもや若者を含む人々の意見を意思決定に反映し、人々に対して情報を公開して説明ができる政府や制度にすることもこの目標に含まれます。

目標16に関連した白井市の事業例
・平和都市宣言
・DV等防止対策事業
・福祉相談事業
・暴力対策ネットワーク事業

目標17 パートナーシップで目標を達成しよう

パートナーシップで目標を達成しよう

SDGsの17番目の目標は、これまでの16の目標を達成するために、「具体的な実施手段を強化し、持続可能な開発に向けて世界の国々が協力すること」に関連するとても重要な目標です。
さまざまなステークホルダー(関係者)が連携することや、目標達成に向けてどのくらい進捗しているかを確認するため、データや統計をきちんと集めることもこの目標に含まれています。

目標17に関連した白井市の事業例
・官民連携協定(個別・包括)
・まちづくりサポートセンター
・小学校区まちづくり協議会
・にぎわいづくり支援事業
・健康生活支援事業

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