学校給食 教育活動における「食に関する指導について」

将来に向けての心身の健康づくりにつながるように

食生活が豊かになっている一方で、健康に関する課題が発生しているのが現状です。塩分や脂肪分、糖分の多いおやつ、洋風メニューなどの嗜好性が強く、このような嗜好に合わせた間食や軽食、糖分の多い飲み物が簡単に入手できる食環境にあります。

家庭では間食が自由に与えられ、食事も子どもたちの嗜好に合わせた肉類中心のメニューが多くなっています。
朝食欠食や栄養の偏り、生活習慣病の低年齢化など問題が数多くあります。
家族それぞれの食生活が多様化し、朝夕ともに食事をし、団らんの時を過ごすことも少なくなりました。
そして子どもが一人だけで食事をする、いわゆる孤食といわれる状況が多く見られます。
児童生徒の食生活は身体の発達を促すだけではなく、心の育成や社会性を養うことにも密接にかかわっています。また、生涯にわたる健康の基礎として、正しい生活習慣が形成される大切な時期です。
豊かな心と健康な体は食事から。健康で充実した将来を送るためには、正しい食事のあり方や望ましい食習慣を身につけ、自ら健康管理ができるようにすることが大切です。

現在白井市では「市民と築く安心で健康なまち しろい」をまちづくりの基本として、お互いに助け合い、子育てしやすい環境づくり等市民が安心して心安らげるまちづくりを進めるよう諸施策に取り組んでいます。
体の健康だけではなく、心の健康、人との関係が良好であることを目指しています。
これを受け、白井市の小中学校では学校給食の充実(学校給食の目標は下記のとおりです)を図りながら、健康教育の一環で、給食だよりの発行、給食の時間や学級活動の時間等に栄養士による食に関する指導を行っています。
バランスの取れた食事の大切さ、朝食の大切さ、魚の栄養、おやつのとりかた、生活習慣病、牛乳の栄養、成長期に大切な食事のとり方等について話をしています。夜型や不規則な生活になってしまいがちな世の中ですが、このことが児童生徒自身の食生活を見直すきっかけとなり、将来に向けての心身の健康づくりにつながるように食に関する指導を行っています。

学校給食の目標

  1.  適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ること。
  2.  日常生活における食事について正しい理解を深め、健全な食生活を営むことができる判断力を培い、及び望ましい食習慣を養うこと。
  3.  学校生活を豊かにし、明るい社交性及び協同の精神を養うこと。
  4.  食生活が自然の恩恵の上に成り立つものであることについての理解を深め、生命及び自然を尊重する精神並びに環境の保全に寄与する態度を養うこと。                            
  5.  食生活が食にかかわる人々の様々な活動に支えられていることについての理解を深め、勤労を重んずる態度を養うこと。
  6.  我が国や各地域の優れた伝統的な食文化についての理解を深めること。
  7. 食料の生産、流通及び消費について、正しく理解に導くこと。
     

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 学校給食センター
〒270-1422 千葉県白井市復1422-8
電話番号:047-492-1081
ファックス:047-492-3240
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