一億供養塔(市指定文化財)
種別
有形文化財(歴史資料)
所在地
十余一
概要
この石塔(写真上)は寛政十一年(1799)に造立されたもので、正面に浄土宗の祐天上人揮毫(きごう)と考えられる六字名号「南無阿弥陀仏」、背面には「一億供養塔」、側面には「大もりむら みち」「ふさむら みち」の文字が彫られ、道標(みちしるべ)を兼ねていたことが分かります。今は位置が変わっていますが、本来はこの付近にあった鹿嶋道(木下街道)の分岐点に建てられていたものです。
本石塔の建つ位置は江戸幕府によって設置された印西牧の範囲に位置しており、牧の中の数少ない近世の石造物であり、また、文政8年(1825)渡辺崋山の四州真景図で紹介されているほか、明治3年(1870)の市指定文化財「印西牧場之真景図」でも描かれている(写真下赤線枠内)、本市の歴史上重要なものです。
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更新日:2021年03月01日