「ゼロカーボンシティ」の表明について

令和4年第1回白井市議会定例会において、令和4年2月16日の一般質問の市長答弁の際に、笠井市長より、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」の実現に向けてチャレンジしていくことを表明しました。

 

1 表明内容

国においては、菅前首相が2020年10月26日の臨時国会の所信表明演説の中で、2050年までにカーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことを表明し、国を挙げて脱炭素社会の実現に取り組んでいくことが示されました。

県においては、国の掲げる「温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする。」という目標の達成に向けて、県民や事業者、市町村と協力し、「オール千葉」で一層の地球温暖化対策を推進し、2050年の脱炭素社会の実現を目指すとしており、千葉県及び県内54市町村の内16の市が2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロを表明しているところです。

市では、ゼロカーボンシティ宣言については、昨年の4月に開催した市内6か所でのワークショップや、6月に開催した白井市立白井中学校でのワークショップの際に、ゼロカーボンシティ宣言や二酸化炭素削減についての意見が多く寄せられており、中には2050年までにCO2排出ゼロを表明して広域的に脱炭素に取り組むこと、といった具体的な意見もありました。

令和4年2月3日に開催した白井市環境審議会においては、現在策定中の環境基本計画の答申に際し、白井市における2050年のカーボンニュートラルの実現を見据えた取り組みを進めること、といった意見をいただいております。

また、前回の令和3年第4回白井市議会定例会の一般質問では表明時期を検討していきたいと答弁をさせていただきましたが、計画期間を令和4年度から令和12年度までの9年間とする、白井市第3次環境基本計画と白井市第5次地球温暖化対策実行計画(事務事業編)において、この計画の効果をしっかり上げていくため、子どもから大人までの多くの市民に地球温暖化の問題意識を共有し理解をしていだだき、そして、事業者も含め協力をしていただく、脱炭素社会の実現に向けて取り組んでいき、実践していくことが重要と考えております。

これらを踏まえ、白井市では、環境基本計画で掲げる「良好な環境を未来につなぐ 持続可能なまち」を目指し、更に、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」の実現に向けてチャレンジしていくことを、この場をお借りしまして表明させていただき、市民・市民団体・事業者・行政が一体となって「オール白井」で脱炭素社会の実現に向けて、取り組んで参りたいと考えております。

 

2 市の取組

2050年の脱炭素社会の実現を見据え、まずは、計画期間を令和4年度から令和12年度までの9年間とする、「白井市第3次環境基本計画」と「白井市第5次地球温暖化対策実行計画(事務事業編)」において、実効性のある地球温暖化対策に取り組み、将来的なカーボンニュートラルを目指します。

 

〇白井市第3次環境基本計画

(施策の方向)

・再生可能エネルギーの普及拡大

・省エネルギーの促進

・交通対策による脱炭素化の促進

・脱炭素型まちづくりの促進

・気候変動への適応の実践

 

〇白井市第5次地球温暖化対策実行計画(事務事業編)

(方針)

・計画期間の前半は、計画的な取組を推進します。

・計画期間の中後半は、目標達成に向けたさらなる取組の強化を図ります。

・令和32(2050)年度の白井市の事務事業におけるカーボンニュートラルを目指すため、令和12(2030)年度以降の積極的な取組の方向性を設定します。

この記事に関するお問い合わせ先

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