セアカコケグモについて
セアカゴケグモはオーストラリアを原産とする特定外来生物です。
平成7年に大阪府で初めて発見されて以来、生息域が拡大しており、千葉県内では平成25年9月に市原市で初めて発見され、令和元年8月8日現在45都道府県で確認されており、千葉県では全市町村で確認されています。
白井市では令和3年9月28日に初めて発見され、令和4年6月14日に2例目、6月22日に3例目、令和5年9月27日に4例目、10月3日に5例目、令和6年6月4日に6例目が確認されています。
攻撃性はなく、おとなしいクモですが、触ると咬まれる可能性があるため、素手で捕まえたりしないよう注意してください。
1 特徴
・メスは全体的に黒く腹部背面によく目立つ赤色の模様があり、体長は10mm程度で足を広げると30mm程度です。
・腹部下面にゴケグモ属の特徴である砂時計様の薄赤色の斑紋があり、メスのみがα-ラトロトキシンという神経毒を持っています。
・オスは褐色がかり腹部背面には白い斑紋があり、体長は約4~5mm程度で、成熟したオスの頭部の触肢の先は丸く膨らんでいます。
・卵嚢(らんのう)は直径1~1.5cmで乳白色をしています。
2 生息場所
・側溝の内部やその網蓋の隙間。
・宅地の水抜きパイプの内部、フェンスの基部、花壇のブロックの内部など巣を作る隙間があり、日当たりが良く、暖かく、餌となる昆虫がいるところに巣を作り繁殖します。
3 駆除方法
・足で踏みつぶす。
・殺虫剤を噴霧する。噴霧場所によっては、周囲の環境等に配慮し、側溝に噴霧処理する場合は、魚毒性の高いピレスロイドの使用を避けてください。
4 発見したら
・素手で捕まえたり、触らないよう注意して駆除し、市役所にご連絡ください。
・一匹でもいると周囲に潜んでいる可能性があるのでよく確認してください。
・屋外で作業する場合は、普段から軍手など手袋を着用するようにしてください。
5 咬まれたら
・咬まれた直後は、局所に軽い痛みを感じる程度ですが、次第に痛みが増し、腹痛や胸痛が起こることがあります。
・通常は数時間から数日で症状は軽減しますが、時に脱力、頭痛、筋肉痛、不眠などの全身症状が数週間継続することがあります。
・咬まれた場合は速やかに医療機関に相談してください。
・重症化した場合は嘔吐、発熱、頻脈、進行性の筋肉麻痺など神経毒による全身症状が生じるため、医療機関において抗毒素血清による治療が必要です。
・咬んだクモの種類がわかるように、できれば殺したクモを医療機関へご持参ください。
6 市内における発見状況
・令和3年9月28日 白井工業団地内 1匹
・令和4年6月14日 白井工業団地内 1匹
・令和4年6月22日 西白井3丁目地先 3匹
・令和5年9月27日 白井工業団地内 16匹 卵塊21個
・令和5年10月3日 桜台3丁目先 1匹
・令和6年6月4日 桜台5丁目地先 2匹
・令和6年9月4日 冨士地先 7匹、第三小学校 10匹 卵塊10個、冨士センター 2匹
参考(外部リンク)
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更新日:2024年09月24日