令和7年度 市長メッセージ(最新:令和7年8月)

8月|平和への強い願いを次世代に伝えるために ~中学生の平和使節団を広島に派遣します~

 今年の夏は、広島県、長崎県の被爆から80年目を迎えます.。
日本は、世界で唯一原爆が投下され、多くの国民の命などが奪われ、悲しく残酷な歴史がある戦争被爆国であります。
 しかし、年を追うごとに、この悲しい歴史を知る人や伝える人が減っているのが現実であると思います。
 世界に目を向けると、ロシアのウクライナ侵攻は4年目となり、イスラエルのガザ地区などへの攻撃、インド・パキスタンの対立激化など、戦争・紛争が拡大し、重大な危機であると言えます。
 また、日本を取り巻く安全保障環境は、北朝鮮による弾道ミサイルの発射や核開発、中国やロシアの軍事動向など、深刻な課題に直面しています。
 白井市は、昭和62年3月13日の定例議会で、核兵器廃絶と恒久平和の念願を趣旨とする平和都市宣言を行い、平和に関する事業に取り組んでいます。また、市民団体においても、平和大行進としてパレードを実施しているところです。
 加えて、新たな事業として本年度から中学生を対象に被爆地である広島県を視察するための平和使節団を派遣する事業を始めます。
 私は、この事業を通して、子ども達に恒久平和と核兵器廃絶の願いを託し、将来に継承したいと考えています。
 そして、世界から戦争や紛争、核兵器がなくなる社会の実現を子ども達と一緒に目指していきたいと思いますので、ご支援ご協力をお願い申し上げます。

7月|熱中症に注意しながら夏を楽しみましょう

 今年の夏は、例年以上に暑い日が多いと予想されていますので、市民の皆さん、熱中症予防対策を十分心掛け、行動して、暑い夏を乗り切りましょう。
 市では、熱中症から命と健康を守るため、予防啓発はもとより官民協働で、市役所や公共施設、 ドラッグストア(一部)などに「一休みスポット」を開設して熱中症対策に取り組んでいます。
 また、熱中症警戒アラートが発令された場合は、防災行政無線などを活用して広く周知をしますので、不要な外出を避け、涼しい場所で過ごしてください。
 そして、夏を乗り切り、楽しんで頂くために、1日より市民プールがオープンします。
 毎年、オープン期間には、市内外から5万人前後の入場者があり、夏の風物詩となっていますので、熱中症対策を万全にした上で、皆さん楽しんでください。
 また、7月末から、各地区で夏祭りが開催されますので、住民同士のふれあいや交流、夏の思い出として是非参加しては如何でしょうか。
 夏祭りを企画運営する役員、スタッフの皆さん、 暑い中、 大変ご苦労様です。熱中症には十分注意してください。
 地球温暖化などの影響により今年の夏も猛暑となることが予想されていますが、私は、市長としてこれからの暑い夏を乗り切るための熱中症対策などを進めていきますので、ご支援・ご協力をお願い申し上げます。

6月|人生を仲間と楽しく豊かに生きるため

  2023年の日本の平均寿命は、男性が81.09歳、女性が87.14歳で、世界ランキングでは、女性は39年連続で1位、男性は5位となっています。
  そして、2024年9月1日時点の住民基本台帳に基づく、100歳以上の高齢者数は9万5119人で、過去最多となっており、男女の内訳は女性が8万3958人と全体の88.3%を占め、男性は1万1161人です。
  白井市内の100歳以上の高齢者数は2025年3月末日時点で24人、男女の内訳は女性が23人と全体の95.8%を占め、男性は1人です。
  このような背景などから人生100年時代と言われています。
  私は、人生100年時代を楽しく豊かに生きていくためには、健康づくり、生きがい、お金、仲間づくりなどが必要不可欠ではないかと考えています。
  このため、市では、高齢者の活動や就労機会、生活を支援するため、さまざまな事業や市民サービスを実施しています。
  例えば、高齢者の活動などを支援するため、シルバー人材センターや高齢者クラブ連合会への助成、健康教室、居場所づくりなどに取り組んでいます。
  シルバー人材センターの活動は、超高齢化社会を迎え、市民の皆様の人生を仲間と楽しく豊かにする大切な事業であると捉えていますので、引き続き支援をしていきます。
  高齢者の皆さん、シルバー人材センターの活動に興味のある人は、参加しませんか。
  また、高齢者クラブ活動に興味のある人は、クラブに参加しませんか。

5月|未来を一緒に築きませんか

 市を取り巻く環境は、少子高齢化の進展や人口減少が進む中にあり、古くから梨の栽培を中心とする主要産業のひとつである農業は、担い手不足に伴う耕作放棄地の増加などの問題が深刻化しつつあります。
  また、千葉ニュータウンの街開きを機に人口が増加し発展を続けてきましたが、入居開始から約半世紀が過ぎ、平成30年をピークに人口減少に転じ、施設やインフラなどの老朽化への対応など、大きな転換期を迎えていると考えています。
  白井市は、都心と成田空港を結ぶ軸線上に位置し、国道464号や国道16号の広域幹線道路が市域内を通過するなど広域的な交通条件に優れており、また、下総台地の強固な地盤の上に形成されているなどの立地の優位性に加え、充実した電力供給網や通信インフラが整備されています。これらの特徴を最大限に活かした企業誘致を進めており、地域未来促進法に基づく基本計画を策定し、3月26日に国から同意を受けました。具体的には、電力・通信インフラの強みを活かしたデータセンターの誘致、市内産農産物の認知度向上や利用拡大を図るため販売経路の拡大、市内の生産者や飲食店と消費者をつなげる取り組みや農業の6次産業化に資する施設の整備、さらには、農業分野と連携した観光の創出といった、地域経済牽引事業の取り組みを進めています。
  私は白井市の現在のまちの価値を踏まえつつ、未来を見据えたまちづくりを「オール白井」で進めており、これらの取り組みを前進させるため、志の高い職員を募集しています。明るい未来を一緒に築きませんか。

4月|若い世代を呼び込むために「若い世代定住促進班」新設

  日本の人口は、平成20年度の1億2808万人をピークに減少しています。

  この背景にあるのは、少子高齢化の進行です。特に子どもの出生数が年々減少しており、令和6年出生数の速報値は72万988人で、過去最少を記録しました。白井市の人口はというと、平成30年の6万3722人をピークに減少しています。

  その背景にあるのは、国と同様に少子高齢化によるもののほか、就職や結婚をきっかけとした転出も影響しており、今後有効な政策を進めなければ人口減少が加速化する可能性があります。

  そこで、少子高齢化の進展による人口減少に歯止めをかけ、若い世代を呼び込むため、 企画政策課内に 「若い世代定住促進班」を新たに設置しました。

  この班では、人口減少対策を総括し、結婚支援から少子化対策、定住支援まで一連の取り組みを強化してまいります。

  また、市では子育て支援の充実を図り、安心して子どもを産み、育てられる環境づくりにも取り組んでいます。

  白井市が若い世代にとって魅力的で住みよい街であることを市内外に積極的にPRし、定住の促進に努めてまいります。

  先人が築いてこられた、白井の伝統や文化、風土、地域の絆などを大切にしながら、次の世代のため、持続可能で豊かなまちづくりの実現を目指していきますので、ご支援とご協力をお願いいたします。

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