結核の集団発生について

印旛保健所管内の医療機関で結核の集団発生の報告がありました

  令和5年11月、印旛保健所管内医療機関から同医療機関に入院している者(40代・男性)の結核患者の届け出が印旛保健所にありました。
印旛保健所が調査したところ、同医療機関で他に6名の発病者と8名の感染者が確認され、集団発生が起きたことが判明し、県が県民に注意喚起を図るため公表となりました。

なお、治療が必要な者は、全員適切な治療を受けています。

結核について

【結核とは】
結核は、結核菌によって主に肺炎に炎症を起こす病気です。
肺以外では、咽頭、喉頭、気管・気管支、胸膜、リンパ節、脊椎、その他骨・関節、腎・尿路生殖器、中枢神経系に炎症を起こします。

【症状】
結核の初期症状は、咳、痰、発熱(38度以下が多い)症状が2週間以上続きます。
その後、軽快、悪化を繰り返しつつ徐々に進行し、さらにひどくなると、全身のだるさ、血痰、喀血、呼吸困難などの症状が出ることがあります。

【感染経路】
主に、結核菌を排出している結核患者(肺や気管・気管支などの)が、咳やくしゃみをした時に、飛散する結核菌を吸い込むことで感染します。

【潜伏期間】
結核菌は、感染しても増殖する速度が遅く、感染しているかを調べる血液検査で陽性になるまで2~3か月程度かかります。発病までは、早くて6か月程度かかります。
感染者の10~20%が発病し、発病した人の60%は感染後1年以内に発病するといわれています。

早めの受診を心がけましょう

・結核の初期症状は、風邪の症状とよく似ています。
2週間以上咳が続くようでしたら、必ず医療機関を受診しましょう。

・住民健診や職場での健康診断の対象となる方は、積極的に健康診断を受け、早期発見に努めましょう。

・健康診断で、受診を進められている場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。

・高齢者の方は、咳などの症状が出にくい場合があります。食欲が低下した、元気がない、体重が減ったなど、いつもと違う様子が見られたら、早めに医療機関を受診しましょう。

 

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