5 みんなで一緒に食べよう!

    「共食」と言う言葉を知っていますか。「共食」とは、家族や友人、地域の人などみんなで一緒に食卓を囲んで食べることを言います。「共食」をすることで、子どもに食事のマナーや食文化を伝える機会につながり、高齢期では食事の楽しさを味わい、生きがいを感じることにつながります。

【白井市の現状】

・家族と一緒に夕食を食べている日数が週3日以内の人(高校生)  20.6%

・家族と一緒に夕食を食べている日数が週3日以内の人(成人)  20.7%

    白井市では家族と一緒に夕食を食べている日数が週3日以内の人が、約20%いるのが現状です。近年、親は仕事で忙しく、子どもは部活、塾や習い事などで別々に食事をすることが増え、1人で食べる「孤食」が増えています。このような「こ食」をなくすためにも、共食は非常に重要です。忙しい日々にもできるだけ家族や仲間と一緒に食事をする機会を増やし、健康的な食生活を送りましょう。

 

☆「こ食」に関しては下記ページをご覧ください。

kazoku

共食のメリット

健康的な食生活

    農林水産省の調査によると、共食が多い人は、野菜や果物といった健康的な食品の摂取が多く、インスタント食品やファーストフード、清涼飲料水の摂取が少ないことが報告されています。また、主食・主菜・副菜を揃えてバランス良く食べていたり、多様な食品をとっていることも報告されています。そのため、共食をすることでバランスのよい食事や食品をとることができ、健康的な食生活を送ることにつながります。

健康的な食

好き嫌い

    みんながおいしそうに食べていると、苦手なものも食べられるようになります。好き嫌いなく食べることで、栄養バランスがよくなります。特に保育園や幼稚園、小学校では、周りの子どもたちに刺激を受け、苦手なものでも頑張って食べようとする子どもが多い傾向にあります。

好き嫌い

規則正しい食生活や生活リズム

    農林水産省の調査によると、共食が多い人は、食事や間食の時間が規則的で、朝食欠食が少ないことが報告されています。また、起床時間や就寝時間が早かったり、睡眠時間が長いことも報告されています。そのため、朝の疲労感が少なく、体の不調やストレスを感じている人が少ない傾向にあります。

早起き

コミュニケーション

    顔を合わせて食事をすることで、お互いが話をしたり聞いたりして、絆を深めることにもつながります。

みんなで食事

食事のマナー

   「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつや食事中の姿勢、はしの正しい持ち方が身に付きます。

食事マナー

食に対する関心

    食卓に並んでいる料理について話したり、食べものや作る人への感謝の気持ちが育ちます。

家族で食事

食文化の継承

    行事食や郷土料理、季節の料理といった食文化などを親や祖父母から子どもに伝えるよい機会になります。

祖父母

一緒に食べる機会をつくろう!

・子どもだけで食べることがないようにしましょう。

・残業しない日を決めて、家族で食べる日をつくりましょう。

・休日やイベントなど、家族と食卓を囲む機会をつくるようにしましょう。

・家族で一緒に料理をして食べるようにしましょう。

nakama

    みんなでそろって楽しく食卓を囲む共食は、食育のためにとても大切です。まずは、できることから始めてみましょう。

白井市の共食の場 紹介

    市民を対象とした子どもから大人までが参加できる料理教室や講座があります。他にも、市内の公民館などで地域のボランティアさんが運営している子ども食堂や障害者を対象とした講座などがあります。ぜひ、このような教室や講座などのイベントを利用して地域のみなさんと共食をしてみてはいかがでしょうか。

おやこ料理教室

おやこの料理教室の様子

男性料理教室

男性料理教室の様子

 

〈イベント等一覧〉

・食育講座や料理教室 健康課 健康づくり推進係

・子ども食堂 子育て支援課 子育て支援班

・白井市デイケアクラブ 障害福祉課 障害支援班

・障害デイサービス 障害者者福祉課 障害者地域活動支援センター

この記事に関するお問い合わせ先

健康子ども部 健康課 健康づくり推進係
〒270-1492 千葉県白井市復1123番地
電話番号:047-497-3494
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