子育てのヒントになりそう!ペアレントプログラム

あれだけの猛暑もどこへやら、あっという間に冬の足音も聞こえてきましたね。寒暖差の大きな季節です。パパママさんもお子さんたちも、体調管理にくれぐれもご注意くださいね。

さてさて、毎日24時間子育てに奮闘するパパママさん、お疲れ様です。そんな毎日の中で「どうしてこの子は、私を怒らせることばっかりするのかな?」と感じることはありませんか?できるなら怒らないで、親子でにこやかに過ごしたい。パパママさん誰もがそう願っていても、目の前の子どもたちは、泣いたり騒いだり散らかしたりけんかしたり(以下エンドレス・汗)。毎日の育児の大変さの前では、育児書に載っていそうなきれいごとはどこかへ吹き飛びますよね。

そんな困っているパパママさんたちの子育てのヒントになりそうな「ペアレントプログラム」の講座に参加する機会をいただきましたので、今回はその内容をお知らせします。パパママさんたちの参考になりそうなお話が聞けました!!

 

仲良く話す親子のイラスト

いつでもニコニコ笑顔でいたいけれど。。。

駄々をこねる子どもと困った母のイラスト

現実はなかなか思うようにはいきません(涙)

 

「ペアレントプログラム」とは何でしょうか?との質問に答えてくださったのは、この講座を担当されている、白井市こども発達センターの先生です

「『ペアレントプログラム』はお子さんが『今できている行動』をみつけて、そこを『ほめるコツ』を学んでいくことで、楽しく子育てに臨む自信を身に着けるためのプログラムです。」との先生の説明。うーん、子どもをほめたいけれど、どこをどうほめたらいいのかわからない!!というパパママさんからの声が聞こえてきそうです。

そこで、さらに先生に聞いてみました。

「『ペアレントプログラム』では、子どもをほめるコツを見つけるためのポイントをお伝えします。全6回の講座を通して、子どもの行動を理解して、ほめて対応することで親子で自信をつけて、子育ての仲間を見つけることを目的としています。」

実際の講座の様子の写真も合わせて、そのポイントについてまとめましたので、ぜひご覧ください。

 

ペアレントプログラムの全体写真

私の「いいところ」って?子どもの「いいところ」って?

皆さん真剣に先生のお話に聞き入っています。

ペアレントプログラム討論中の写真

「ここも『いいところ』に入れられますよ!」

自分では気が付かなかった自分の「いいところ」ですね。

 

1 行動で考えるコツを学ぶ

親子それぞれ「いいところ(得意なこと)」と「困ったところ(苦手なこと)」があります。改めて、パパママさんご自身は何が得意で何が苦手なのか、そしてお子さんは何が得意で何が苦手なのかを考えてみましょう。

その時にポイントになるのが、親子それぞれの「実際の行動」で考えること。例えば「いいところ」として「元気なところ」といった言い方をしがちですが、より具体的に「あいさつを明るくできるところ」のように、実際の行動で考えてみてください。自分やお子さんが「当たり前にしているいつもの行動」の中にこそ、得意でできている「ほめポイント」があるそうです。なるほど、得意だからこそ、その行動が当たり前にできているんですね。

「ついついお子さんのことも自分のことも『困ったことや苦手なこと』に注目しがちだと思います。でも皆さん、しっかり日常生活を過ごせている。それは『困ったことや苦手なこと』を抱えながらも、皆さんそれなりに工夫しつつ『困ったことや苦手なこと』に対応出来ていて、自分の心身のバランスを取れているということです。」と先生。

「それはお子さんでも同じことです。お子さんも、それぞれの年齢や個性に応じて成長していく中で、少しずつ『困ったことや苦手なこと』を抱えながらもバランスを取っていけるようになります。ただ、お子さんたちは今はまだうまく対応するスキルを学んでいる途中です。だからこそ、周囲の大人がほめるコツをつかんで、お子さんの成長をほめながら見守ることが大切になります。」なるほど!だからこそ「ほめるコツ」が子育てでは役立つのですね。

2.ほめ上手を目指す

でも、具体的にほめるコツって、難しいですよね。そこでお薦めなテクニックが「お子さんの行動の実況中継!」と「ほめ言葉のサンドイッチ!」とのこと。

「いざ具体的にほめようとすると、なかなか難しいかもしれません。そんなときは『今お子さんがしていることを実況中継』してみてください。それにより、今お子さんに注目しているよということを伝えることができますし、お子さんが日常できている行動の中にこそ、お子さんの成長やほめポイントが見つけられるかもしれません。」と先生。

それと『ほめ言葉のサンドイッチ』もお薦めです。お子さんが何かに挑戦してうまくできなかった時には、最初に『頑張った!あと少しだったね(ほめ言葉)』とほめてあげてから『具体的なアドバイス』を伝えましょう。そして『次はいけるかも、やってみよう!(ほめ言葉)』と伝えてあげてください。ほめ言葉のサンドイッチで、お子さんだけでなくパパママさんのやる気も出てくると思います。」

なるほど、ほめようというパパママさんの気持ちと、その気持ちをお子さんに伝えるためのテクニック。両方がそろうことが大切なのかもしれませんね。

 

「今回のこの講座が、子育てに困ったり悩んだりしている保護者の皆さんの役に立てたらと思っています。毎日の生活や育児の中で、たくさんの『ご自分のいいところ、お子さんのいいところ』を見つけてください。」と最後に先生が話してくださいました。

子育ての悩みも、その解決方法もそれぞれです。パパママさんとお子さんたちで答えを探していく中で困った時には、いつでもご相談くださいね。

 

この記事に関するお問い合わせ先

健康子ども部 子育て支援課 子育て支援係
〒270-1492 千葉県白井市復1123番地
電話番号:047-492-1111
ファックス:047-492-3033
お問い合わせはこちらから