親子の時間の長さ、どれくらい?
あっという間に今年も残りわずかになり、マフラーや手袋が恋しくなる季節になりました。防寒具の暖かさ、これからの季節には一度知ってしまうと手放せませんよね。
さて、一度知ってしまうと手放せないのは子どもとの楽しい親子の時間です。でも、忙しいパパママさんにとっては、子どもからの「ねぇママ、今日ねぇ~!」や「パパ、遊ぼう!」のリクエストに対して「今忙しいから後で!」と答えてしまったり「頼むから、少しでも自分の時間が欲しい!!」という気持ちになってしまうことがあるのも確かですよね。
「親子の時間は大切です。」そんな育児書に書いてあることや周囲からのアドバイスの正しさもわかってはいるけれど、実際に親子の時間をどう過ごせばいいのか悩んでしまう。。。というパパママさんの声を聞かせていただくことも多いです。そこで今回は「親子の時間」について考えてみたいと思います。


改めて「親子の時間」といわれても、とても漠然としていますよね。私コーディネーターも「親子の時間って?一体どう過ごせばいいか?」を皆さんにお伝えしようとして、頭を抱えてしまいました。
そこで「親子の時間」をキーワードにしてちょっと調べてみたら、とてもびっくりする数字を見つけたので、ぜひパパママさんにもお伝えしたいと思います。
某知的バラエティー番組で取り上げられた内容ですが「親子の時間の長さはどれくらいあるの?」という質問への答えとして
子どもが生まれてから、ママが子どもと一緒に過ごせる時間の長さの平均は7年6カ月
子どもが生まれてから、パパと子どもが一緒に過ごせる時間の長さの平均は3年4カ月
というはっきりとした時間が出ていました。え?たったそれだけの時間??と思わず読み返してしまいました。
さらにびっくりする数字をお伝えすると
パパママさんが子どもたちと過ごせる時間の全体を100%とすると
幼稚園入園時点で全体の18%
幼稚園卒園時点で全体の32%
小学校卒業時点で全体の55%
高校卒業時点では全体の73%がそれぞれ過ぎている。
という数字も、同時に紹介されていました。平均すると、小学校卒業時点、子どもと過ごせる時間の半分以上が過ぎてしまっているという衝撃の事実!本当に驚きました。

新生児のときの、ちいさなちいさな手も

どんどん大きくなって、自分の手で未来をつかんでいきます。
「親子の時間は大切です。」とは昔からずっと言われていることですよね。もしかしたら昔のパパママさんは、はっきりとした時間の長さはわからなくても「親子で一緒に過ごせる時間は、親が思っている以上に短いからこそ大切。」だと経験から感じていたのかもしれませんね。
じゃあその大切な時間をどう使えばいいのかな?私コーディネーター自身も、皆さんと同じく子育て中の母親として、改めてそれを考えてみました。
今は共働きが当たり前になり、ここまでお伝えしたように「親子の時間」は短くなっています。一度短くなった時間を再び長く伸ばすことは、とても難しいです。でも、その短い時間を、楽しい記憶でいっぱいにすることはできるかもしれません。
「親子の時間」をどう過ごすか?簡単には答えが出ない問題ですが「限られた短い貴重な時間だからこそ、楽しく笑顔があふれた時間にしよう。」と意識しながら、この年末年始の親子の時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか?楽しく笑顔があふれた親子の時間を過ごした子どもたちは、その思い出を支えに、きっと力強く自分の力で生きていく大人へと成長して、親離れをしてくれると思います。
「親子の時間」は、いつか親子がそれぞれ離れて生きていくための準備の時間なのかもしれません。いつか笑顔で「しっかり自分の力で生きていってね!」と子どもとつないだその手を離すことができるように、今は「親子の時間」を楽しんでくださいね。私たち子育て支援コーディネーターも、そのお手伝いをすることができたら、本当に嬉しく思います。
それではパパママさんたち、お子さんたち。皆さま良いお年をお迎えください。また来年も、市内の子育て支援施設でお会いしましょう!!
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更新日:2025年03月31日