令和2年度・市長メッセージ(最新7月)
児童虐待の防止について(令和2年7月28日)
連日、全国で児童虐待に関する痛ましい事件が報道されており、千葉県内においても近年、虐待による死亡事件が発生しています。そして、新型コロナウイルス感染症の影響により、今後、このような悲惨な事件が増えることが懸念されているところです。
市では、虐待及びDV等全ての暴力から、児童・高齢者・障がい者等の弱い立場にある方々を守り、虐待等の未然防止や、問題の早期発見、早期対応を図るため、「白井市家庭等における暴力対策ネットワーク会議」が設置されており、昨日、27日に、この会議が開催されました。
会議には、市医師会、印西警察署、印旛健康福祉センター、県女性サポートセンター、県中央児童相談所、市社会福祉協議会などの関係機関17団体の方々にご出席いただき、また、市の福祉部、健康こども部、教育委員会等の関係部課長も出席し、相談状況やその対応策などについて、意見交換を行い、情報共有と連携体制などの確認を行いました。
委員の方からは、コロナ以降、生活や健康不安、ストレスなどにより、相談件数、対応件数は増えているとの報告があり、コロナ禍の長期化に伴い、さらに対応策を強化する必要があるとの意見がありました。
私は、関係機関や行政だけで、すべての虐待や暴力等をなくすことは、困難であると考えています。
先ずは、一人ひとりが思いやりの心を持ち、お互いを認め合い、意識を高めること、そして、相互に助け合う地域社会を築くことが大切なことだと考えております。
児童虐待などを発見した場合は、見ないフリをしないで必ず関係機関や市役所などに連絡するようお願いします。
市民の皆さんと一緒に、市民一人ひとりが尊重され、安心して暮らすことができるまちを築いていきましょう。
自然災害に備えて(令和2年7月17日)
7月に入り、九州北部地方や岐阜県、長野県などでは、非常に激しい雨が降り、河川の氾濫や土砂災害などにより甚大な被害が出ています。
近年、こうした風水害が多発しており、白井市においても他人事ではなく、いつ被災地になるかわかりません。
本市では、平成3年10月9日の台風21号により、崖崩れが37カ所、住宅被害が21戸(床上2戸、床下19戸)の被害が発生しています。
私たち人間の力で、自然災害をなくすことはできませんが、被害を少しでも減らす減災対策は、今からでもできます。
最も大切なことは「命を守る」ことです。
そこで、まずは市民の皆様へのお願いとして、次の取り組みを実践してください。
○危険個所と避難所までの安全な経路の確認
・ハザードマップ等で自宅周辺の危険個所を確認してください。
・自宅から避難所までの安全な避難経路を確認してください。
・避難勧告が発令された場合は、躊躇なく避難所へ避難してください。
○情報収集の方法の確認
・防災行政無線(再聴サービス)、緊急速報メール、千葉防災ポータルサイト・ちば防災メール、しろいメール配信サービスなど災害情報の入手方法を確認してください。
特に、しろいメール配信サービスへの登録をお願いします。
・また、ご家族、ご友人、ご親戚同士などの安否確認の方法を確認してください。
○日ごろの備えの確認
・避難時に持ち出すもので、食料品や水、常備薬などの最低限なものを確認してください。特にコロナ禍においては、マスク、消毒液などの衛生用品を用意しましょう。
・避難先は市が開設する避難所だけではありません。安全な親戚、知人宅に避難することも考えましょう。
市では現在、昨年度の台風15号や19号、今回の九州北部地方の大雨、東日本大震災などの教訓を受け、防災ハザードマップの見直し、地域防災計画の見直し、国土強靭化計画の策定などを進めています。
なお、防災ハザードマップについては、本年度作成しだい、全世帯に配布します。
そして、コロナ禍において感染防止対策を図り、安心して避難所に避難できるように必要な物資の備蓄などの対策に取り組んでいます。
今後の大規模な自然災害などに備え、減災対策を進めながら、災害に強いまちづくりを実現するためには、自助・共助・公助の役割分担と連携が大変重要です。
市民の皆様には、もう一度日ごろの備えをお願いします。
北総鉄道株式会社 定時株主総会(令和2年7月2日)
6月23日火曜日に鎌ケ谷市の北総鉄道株式会社本社で行われた「北総鉄道株式会社第48期定時株主総会」に、昨年に続き出席し、以下のとおり発言しました。
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○新型コロナウイルス感染症が拡大する中、鉄道輸送については、不特定多数の方が利用するという性質から、社員の皆様は、感染のリスクが払しょくできない状況下で日々勤務し、通勤などで外出をせざるを得ない市民の移動を支え、鉄道輸送の安全・安心という重大な責務を果たしていただいていることに対しての感謝の意を表します。
○昨年秋のスカイライナーの増便の折には、北総線の本数の維持に尽力いただき、さらに、本年4月には、利用できるクレジットカードブランドを拡大するなど、利用者目線での利便性の向上に努めていただき、重ねて感謝申し上げます。
○経営面では、これまで順調に繰越損失や有利子負債が減少し、経営の安定化が着実に進んでいたことから、数年後に、繰越損失が解消する見込みとなり、運賃値下げに向けた一つのターニングポイントを迎えるものと期待していました。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大、そして、今後、懸念されている第2波、第3波の発生により、経営にも大きな影響を及ぼすことが危惧されるところです。
○このような未曽有の事態の中では、感染症と共存する新たな社会を構築していくことが重要であり、そのような社会に向けて、市民が安心して利用できる公共交通機関のあり方について、ともにアイディアを出し合い、北総鉄道株式会社をはじめ、沿線市と一丸となって、この苦難を乗り越えて、市民の貴重な公共交通手段を守りたいと考えています。
○今後も、経営の安定化と、さらなる利便性の向上に努めていただきたく、お願い申し上げます。
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以上5点を申し上げました。
現在のコロナ禍の中で、さまざまな社会システムの変容が求められており、先読みが難しい状態が続いています。
このような中ではありますが、住民意識調査をみても、運賃値下げは市民の切なる願いであると認識しております。
私は、運賃値下げに向けては、「対話」を基本的な考えとして、北総鉄道株式会社、千葉県、印西市をはじめとする沿線市と意見交換しながら、行政としてできること、鉄道会社としてできることを互いに進め、互いの立場を認め合い、信頼関係を構築して取り組んでいくことが重要であると捉えており、これからも地道な交渉を粘り強く積み重ねてまいります。
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更新日:2022年03月04日