令和3年度・市長メッセージ(最新3月)

市長からのメッセージ

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻について(令和4年3月4日)

    このたびのロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、子どもたちをはじめ、多くの一般市民が犠牲になっています。

    この行為は、国際社会の平和と秩序、安全を脅かし、明らかに国連憲章に違反するものであり、断じて許されるものではありません。

    白井市は、生命の尊さを深く認識し核兵器の廃絶と日本のそして世界の恒久平和の実現を念願する、平和都市であることを昭和62年に宣言しました。

    私は、平和都市を宣言した白井市を代表して、また平和首長会議の一員として、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻や主権侵害に対し強く抗議し、これ以上市民の尊い命が奪われることのないよう、一刻も早いロシア軍の撤退と、世界の恒久平和の実現に向けた誠意ある対応を強く求めます。

 

令和4年3月4日

白井市長 笠井 喜久雄

北総鉄道株式会社における運賃値下げについて(令和3年11月19日)

    本日、11月19日に北総鉄道株式会社から運賃値下げの発表がありました。令和3年6月23日開催の株主総会での「運賃値下げの可能性の検討に着手」という表明から約5か月で運賃値下げの決定をされたことについて、早期の決断に感謝を申し上げます。

    また、子育て世代への経済的な負担となっていることから、これまで市が強く要望していた通学定期の大幅な値下げについて対応いただくとともに、普通運賃についても中距離を中心として値下げを判断いただいたことは、市民にとって利便性が高まるものと考えています。

    特に通学定期の大幅な値下げは、子育て世代のさらなる転入の創出や大学通学などをきっかけとした転出の抑制につながり、市が重点的に取り組んでいる戦略の1つである「若い世代の定住プロジェクト」を推進するにあたり、大きく寄与するものと認識しています。

    市としましては、これからも北総鉄道株式会社の経営を圧迫しない範囲でのさらなる値下げとともに、安全対策にも努めていただきたいと考えています。

    そのためにも、市においては、子育て世代を含むあらゆる世代に「白井市に住んでよかった」「白井市に住み続けたい」と思われるような施策を推進し、市の魅力を発信するとともに、白井駅、西白井駅周辺の活性化、さらには、千葉県や沿線市、北総鉄道株式会社と連携を深め、沿線の活性化に向けて取り組んでまいります。

 

通学路などの再点検について(令和3年7月2日)

    6月28日に八街市にて下校中の小学生の列にトラックが衝突するという大変痛ましい事故が発生しました。亡くなられたお子様のご冥福をお祈り申し上げるとともに、ご家族の皆さま方に心よりお悔やみ申し上げます。

    今回の事件は、トラックの運転手において、飲酒の疑いもあると聞いております。飲酒運転は言うまでもなく、重大事故に直結する極めて悪質で危険な行為であり、決して許されることではありません。

    市としましては、同様に悲惨な事故が起きることがないよう、通学路などの危険箇所について再点検するよう関係部署に指示しました。子ども達が安全に安心して通学できるよう、今後ともさらに必要な対策を速やかに講じてまいります。

 

北総鉄道株式会社 定時株主総会(令和3年6月24日)

    令和3年6月23日水曜日に鎌ヶ谷市の北総鉄道株式会社本社で行われた「北総鉄道株式会社第49期定時株主総会」に出席し、運賃値下げなどについて要望しました(株主総会における発言概要を参照)。
同社からは「運賃値下げの可能性の検討に着手する」との回答をいただきました(北総鉄道株式会社の回答概要参照)。

    新型コロナウイルス感染症の収束が見えず、先行きが不透明な中、北総鉄道株式会社から前向きな発言をいただいたことは、市にとって大きな転機になるものと考えており、大変ありがたく、また、うれしく思っています。

    北総鉄道株式会社の大きな決断に敬意を表するとともに、市においても、北総鉄道株式会社、沿線市や県と一丸となって、この機会を逃さずに、さらなる沿線の活性化とともにまちのさらなる発展に向けて取り組んでまいりたいと考えています。


【株主総会における発言概要】
    新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けている中、不特定多数の方が利用するという、鉄道輸送として避けられない感染のリスクに直面しながらも、日々、鉄道輸送の安全・安心という重大な責務を果たし、市民の移動を支えていただいていることに対して、社長をはじめ、社員の皆様に感謝申し上げます。

    経営面では、今期は、1年間を通して、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、厳しい環境にある中、減収、減益とはなったものの、営業利益や当期純利益が確保されたことは、経営努力を続けて来られた賜物であると評価しています。

    しかしながら、首都圏の大手私鉄では軒並み営業赤字となった中、北総鉄道において営業利益が確保されたということは、営業努力もさることながら、運賃が高いことによるものであり、運賃を下げる余力があるとの見方も可能ではないかと考えています。

    市では、今後の人口減少や少子高齢化を見据え、子育て世代が市に移住し、子育てがしやすいよう、また、白井駅・西白井駅など市の拠点でのにぎわいづくりができるよう、様々な取組を行っています。本年3月には、北総鉄道との間において、白井駅、西白井駅周辺の活性化に係る協定を締結し、その第一歩として、本年7月15日から、両駅の副駅名を募集することを予定しており、これらは、沿線の活性化、さらには、旅客数の増加にもつながると考えています。このように、北総鉄道とも連携しながら様々な取組を進めているが、一番のネックは、高運賃です。

    長年の、市や市民の切なる願いである運賃の値下げ、その中でも通学定期の大幅な値下げについては、是非とも進めていただきたく強く要望します。

    市としても、要望するだけではなく、沿線の活性化などに向けて、北総鉄道や沿線市、千葉県と一丸となり、さらなる取組を進めていきたいと考えています。

 

【北総鉄道株式会社の回答概要】
    関係の皆様による経営支援や、「北総線沿線地域活性化協議会」による御支援、そして、ご利用いただいている皆様のおかげで財務体質は着実に改善し、累積損失は2022年度中には解消される見込みとなりました。

    一方、累積損失解消後の事業環境としては、沿線の一部で人口減少が顕在化していることに加えて、新型コロナウイルスによる新しい生活様式が浸透することで、都心への通勤需要も先行きが懸念されることから、今後の事業の安定経営のためには、これまで以上に沿線自治体等地域の皆様との連携を強化し、沿線の維持・発展を図っていくことが不可欠と考えています。

    これらの認識を踏まえポストコロナに対応しつつ、累積損失が解消する2022年度を見据え、運賃値下げの可能性について検討に着手します。

    将来にわたって安定的な事業運営が可能となるよう、沿線開発などによる事業環境の整備に向け、一層のご支援・ご協力を賜るようお願い申し上げます。

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