きょうだいげんか勃発!親も踏ん張りどころです
あっという間に1月も終わり、もう少しで卒業や新入学の季節ですね。昨年4月のスタート時に比べてどんどん成長している子どもたちですが、それと同時に「身体が大きくなって話も上手になったからか、きょうだいげんかがこのところ多くて困っています。」というお話を聞くことも増えています。
一番身近な兄弟姉妹の間でのトラブル、パパママさんにとってもどう相手をしたらいいのか悩むところだと思います。「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから我慢しなさい!」「弟(妹)なんだから、言うこと聞かなきゃダメ!」どちらもついつい怒った時に言ってしまいがちなのですが、自分が小さかった頃にそう言われて嫌だった記憶をお持ちのパパママさんも多いはず。お恥ずかしいですが、私コーディネーターも何度も同じような言葉を子どもたちに雷とともに落としてしまい、後悔してばかりです。
子育て支援施設でパパママさんに聞いてみると、みなさん「けんかのきっかけは本当に小さなこと」とおっしゃいます。おもちゃやゲームの取り合いから、どちらが先にママに話を聞いてもらえるか?など、子どもたちの日常の中に、地雷はたくさん!!じゃあどうすればいいの?と私コーディネーターも悩んで、いろいろ調べてみました。そこで改めて気が付いたことをまとめてみました。
おもちゃは一つ、きょうだいは二人。。。
言葉の成長につれ、口げんかも増えますよね。
ほとんどのけんかのきっかけは、パパママさんから見たら本当に小さなこと。でも「私たち大人には小さなことが、子どもたちにはとても大きなこと。」であることを、まず心の片隅にメモしておいてください。そうすれば「そんなことでけんかしないで!」というパパママさんのイライラは少しだけ小さくなるかもしれません。
その上で、「きょうだいげんかに対しての、パパママさんの対応のルール」をまずは決めてみてください。
子どもたちのけんかのときに「ここまでは見守って子どもたちに解決をゆだねる。」「これ以上は危険なので、声掛けして距離を取らせる。」それぞれのご家庭に合わせて、線引きをしてみましょう。
そしてルールを決めたらそれを親子で確認して「けんかの時のルール」を家族のお約束にしてください。たとえば、こんなルールはいかがでしょうか?
「お腹と頭は絶対に手を出さない。」
「物を手にして相手を攻撃しない。」
「汚い言葉(相手を傷つける言葉)を気持ちのままに言わない。」
もちろん実際の暴力も言葉の暴力も、絶対に避けたほうがいいですよね。でも、まだまだ周囲とのやり取りが未熟な子どもたちです。ついつい手を出してしまう場合に備えて、事前にルール化しておくことで、大きなけがや事故になることを防ぐ効果もあります。
お子さんたちのけんかの時に「どこまで見守ればいいのか?」で悩むパパママさんにとっても、ルール化しておくことで「ルールを守れなかったときには注意する。」という目安がはっきりするので、対応がブレずに済みますよね。
ある程度子どもたちが大きくなったら、子どもたちで話し合って「けんかの時のルール」を決めてもらうのもいいですね。自分たちで決めたルールだと、より守ろうとしてくれるかもしれません。
どちらか片方の味方はNG!
けんかの後は、より仲良くなれるといいですね。
そしてパパママさんの立ち位置は、どちらの子の味方もせずに、どちらの子もしっかりと「見守る」ことが一番子どもたちにとっていいのかもしれません。
自分が子どもの時の記憶を引っ張り出してみると、兄弟姉妹やお友達とのトラブルの最中に、自分だけが叱られて納得できなかったのを思い出します。自分の子どもたちも、その気持ちは一緒ですよね。
兄弟姉妹のけんかをはじめとした周囲とのトラブル、パパママさんにとってはとても心配になると思います。でもそれも子どもたちが成長した証です。そのトラブルをきっかけに、親子ともに成長することが出来たらいいですね。
私コーディネーターも、改めていろいろな気付きをもらえた今回のテーマ、ぜひ自分の子育てにも活かしていきたいと思います。
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更新日:2023年01月31日