清戸の泉(附)版木(県指定文化財)

北総地域の竜神信仰に基づく伝説や遺跡の代表例

kiyodosinn

種別

史跡(記念物)

所在地

清戸

概要

 船橋カントリー倶楽部の8番ホール脇にあるこの泉には、平安時代初期の大同年間(806-810年)に旱魃があり、里人が餓死寸前というときに、諸国を旅している僧の勧めで竜神へ祈祷したところ大雨と共に小さな青竜が落ちて来たという伝説が伝えられています。

(画像)版木

 附指定(つけたりしてい)になっている版木「青龍山薬王寺并(ならびに)堂作辯財天女縁記」は近くの薬王寺で保管され、竜神伝説と清戸地区の地名の由来について記されています。版木には「文政11年(1828年)再版」という文字が見え、古い時代からこの伝説が語り継がれていたことを窺わせます。なお、北総地域には同じような内容の竜神信仰に基づく伝説や遺跡が伝えられていますが、清戸の泉はその代表例とされています。

見学は自由ですが、その際には船橋カントリー倶楽部のクラブハウス内にある受付に申し出て許可を得てください。

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