登園しぶり、さてどうしよう?

いつの間にかゴールデンウィークも終わり、日常が戻ってきましたね。当たり前の毎日にほっとしているパパママさんも、ちょっとお疲れのパパママさんもいらっしゃるかと思います。

そして、日常が戻って疲れを感じているのは、パパママさんだけではないかもしれません。お子さんたちもパパママさんと同じく、それぞれみんな4月からの新しい環境で頑張っている分、疲れも出てきますよね。

この時期、子育て支援施設に行くと「保育園(幼稚園)に行きたくない!!」と毎朝お子さんが泣いて困っているパパママさんからのお話をお聞きすることも増えてきます。そこで今回は「登園しぶり」について保育コンシェルジュの保育士さんにお話を聞かせていただきました。

お願いだから、バスに乗ってよー(涙)

毎日バタバタ、登園するまで気が抜けなくて(疲)

 

コーディネーター「パパママさんにとって、登園を嫌がる我が子の姿を見るのは、とても心配だしつらいことだと思います。毎日楽しく登園できるようにするにはどうしたらいいのか、アドバイスをいただけますか?」

保育コンシェルジュ「お子さんは、お休み明けも保護者の方と一緒にいたいですよね。まずはそのお子さんの気持ちを、保護者の方には受け止めてあげて欲しいと思います。」

コーディネーター「子どもたちに、ほっとしてもらうのがまず大切なのですね。」

保育コンシェルジュ「そして、日常に戻ると生活リズムが変わって心身の調子が崩れることもありますが、いざ保育園(幼稚園)に預けてしまえば、それなりに楽しめてしまうというお子さんの姿も多く見られます。悩みすぎずにおおらかに、お子さんと一緒に『少しずつ生活リズムを戻していければよいかな。』というくらいの気持ちでよいのではないでしょうか。」

コーディネーター「悩みすぎずにおおらかに、そう聞かせていただくとほっとします。」

保育コンシェルジュ「そうですね。そして園の先生方も、気が付いたことは保護者の方に伝えていくようにしています。園生活の中でお子さんがどのように過ごしているかを連絡帳などを通じて、先生方とやり取りしていくことで、保護者の方もお子さんも安心できる、ということも大いにあると思います。」

コーディネーター「なるほど、そうやって子どもたちは成長していくんですね。」

保育コンシェルジュ「最後に、五月病という言葉があるとおり、大人も変化に対応して疲れが表れる頃ですね。お子さんもその様子を敏感に察しているかと思います。だからこそ悩みすぎずに、お子さんの力を信じて、にっこりと園に送り出してあげるのが、親子ともに安定の毎日への近道になるのではないでしょうか。」

コーディネーター「お話を聞かせていただき、本当にありがとうございました。」

 

園に送迎したら、にっこりと「行ってきます!」

帰ってきたら「今日も頑張ったね!お帰りなさい」

 

今回改めて「登園しぶり」について考えてみて、この時期に心や身体が疲れるのは大人でも子どもでも全く変わらないんだなぁと気づかされました。五月病という言葉があるのも、この時期はふとしたことが大きな不調につながることもあるから気を付けてね、という先人からのメッセージなのかもしれません。

大人でも、自分なりに気持ちの折り合いをつけたり、リセットをするのが難しくなることがありますよね。まして、自分の気持ちを言葉で伝えることがまだまだ難しい子どもたちです。たまには「行きたくない!!」と泣くことも、小さな心と身体にとってはとても大事なことだとしたら、登園しぶりも子どもたちの大切な成長のステップなのですね。

さぁ、そろそろ子どもたちが帰ってくる時間でしょうか。外で頑張っている子どもたちが笑顔で安心して「ただいまぁ!」と帰れる場所作りを目指して、私コーディネーターもがんばろうと思います。

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