食事をおいしく、衛生的に!!

ジメジメと肌寒い梅雨かと思ったら、急に梅雨明けしたかのような晴天が続いたり。身体がまだ暑さに慣れないこの時期は、親子ともに疲れもたまりやすいですよね。

この時期は、大人も何を食べたらいいのか迷うことがあると思います。そして何より、梅雨から夏の時期にかけて気になるのが食中毒。大人はもちろんですが、お子さんたちの離乳食や幼児食についても、心配な時期ですよね。

それで今日は、普段から健(検)診などで保護者の皆さんに離乳食についてお話をしてくださっている、健康課の栄養士さんにお話を聞かせていただきました。

さっき食べたのが悪かったのかな?

食器もきれいに洗って、気をつけなきゃ!

 

(コーディネーター)今日は、梅雨から夏の時期にかけて、離乳食や幼児食について、気を付けたほうがいいことを教えていただけたらと思います。よろしくお願いします。

(栄養士さん)実は「梅雨や夏だから気をつけなくてはいけない」というよりも、年間を通して衛生面に気をつけるということを、改めて注意していただきたいと考えています。詳しくお話しますね。

(コーディネーター)ありがとうございます、よろしくお願いします!

(栄養士さん)まずは、食品を選ぶときには、新鮮なものを選び消費期限をチェックしましょう。

そして、買ってきたものを保存する際には、冷蔵なのか、冷凍なのか、常温で大丈夫なのか、商品記載の表示をしっかりと確認して、適切な温度帯で保存をします。未開封では常温保存可能でも、開封後は冷蔵保存が必要なものもあるので、注意してください。

(コーディネーター)調理をするときに気をつけることはありますか?

(栄養士さん)はい、皆さん習慣化しているとは思いますが、調理や食事の前には、せっけんで手を丁寧に洗います。

そして、調理器具や食器などは清潔なものを使うことはもちろんですが、特にまな板や包丁は、野菜用と肉・魚用で分けて使うことをお勧めします。離乳食用と大人用と、別のものを用意してもいいですね。

また、小さいお子さんの食べる分は、月齢に応じた食品を選び、その食品を十分に加熱することが基本となります。刺身や生卵、加熱が不十分の肉料理などはお子さんには与えないようにしましょう。

(コーディネーター)作りすぎて、余ってしまったら・・・?

(栄養士さん)できれば1回分ずつ食べきれる量を用意することが望ましいですが、時短でまとめて作ることもありますよね。

作った料理は長時間常温に放置せずに、冷蔵・冷凍庫で適切な温度管理で保存をしましょう。容器に小分けして、早く冷えるようにするのも有効です。

温め直しをする際には中までしっかりと加熱をします。冷蔵庫に入れたから消費期限が過ぎても大丈夫ではなく、できるだけ早めに消費して、においなど気になる場合は、消費期限内でも食べずに捨てましょう。

(コーディネーター)よくわかりました!これからの季節だからこそ、基本の衛生管理を大切にしたいと思います。

(栄養士さん)食中毒予防の三原則は、細菌やウィルスを

1)「つけない」清潔

2)「増やさない」迅速/冷却

3)「やっつける」加熱

です。年間を通して食中毒を防ぎましょう。

(コーディネーター)今日は本当にありがとうございました。

 

毎日のことなのでついつい忘れがちになりますが、改めて

「つけない」

「増やさない」

「やっつける」

この三原則を意識して、安全でおいしい食事を用意したいですね。

 

 

今回のお話を聞かせていただいて、改めて「当たり前のことを当たり前に」気を付けていくことの大切さを知ることが出来ました。

ついつい「梅雨の時期だから気を付けないと」と考えがちですが、それは言い換えると「他の時期は大丈夫だよ」となってしまいがちで、それが落とし穴になってしまうかもしれません。

その時期に合わせた注意はもちろん大切ですが、それ以上に「いつもの当たり前のことを当たり前に行うこと」が、離乳食だけではなくて子育て全体にとって大切なことかもしれません。

無理しすぎずに、当たり前のことを当たり前に。そんな気持ちで子どもたちと楽しい食事の時間を過ごしていけたら、すてきですね。

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