補助金の見直しについて

市が交付している補助金は、補助金を適正に執行するため、全庁的に統一した基準に基づく内容となるよう5年に1度、見直しを行うこととしています。
前回、平成29年度に実施した補助金の見直しから、5年が経過することから、市の補助金の見直しを行いましたので報告します。

令和4年度補助金見直しについては、前回（平成29年度）見直しにおける「廃止・見直し」補助金の市の対応結果を確認するとともに、その結果を踏まえて、市が交付している見直し対象の補助金全てについて、全庁的に統一した基準に基づく内容とすることで、補助金を適正に執行するため、見直しを行いました。

平成29年度に実施した補助金の見直し（以下、「前回見直し」）において、廃止（4件）及び見直し（15件）する補助金（19件）の市の対応及び結果を補助金所管課が作成した補助金検証シートに基づき、財政課がヒアリングを実施し、検証しました。

検証の結果、「白井市心身障害者福祉連絡協議会補助金」及び「白井市文化団体協議会補助金」を除く補助金については、適切に対応がなされていたことから、令和4年度補助金の見直し対象とすることとし、2つの補助金については、引き続き検討し、遅くとも令和6年9月までに対応を決定する。（補助期限は、令和7年3月31日までとする。）

令和5年度以降も継続する予定の市が交付している見直し対象の補助金全て（60補助金）について、全庁的に統一した基準に基づく内容とすることで、補助金を適正に執行するため、見直しを行いました。

見直しの結果、全ての補助金が「白井市補助金のあり方の基本方針」で定める「基本的視点」と合致しており、問題ありませんでした。

また、「基本方針」で定める「交付基準」については、各交付基準で定める内容とは異なる補助金はあったが、ヒアリングの結果、補助金の交付目的や費用対効果の観点から、現時点で問題となる補助金はありませんでした。

これらのことから、対象の60補助金、全ての期限を全て5年間延長し、「令和10年3月31日」とします。

また、時点では問題ないが、今後の課題や現在取り組んでいる各課の取組みを受けて、次回の補助金の見直しまでの5年間で、検討していくべき事項があることが判明したことから、21補助金については、「次回の補助金の見直しまでの検討する事項」を定め、今後の5年間で補助金の見直しを進めることとします。
 

市では、平成29年8月に適正な補助金制度を確立するため、「白井市補助金のあり方の基本方針」を策定し、この基本方針に基づき補助金の見直しを行いました。

見直しに当たっては、補助金ごとに、補助金の概要、補助金の適正化の基本的視点や交付基準に基づく検証、今後の方向性を記載した「補助金検証シート」を作成し、補助金の検証を行っています。

検証結果として、補助金の今後の方向性を「現行どおり継続」、「見直して継続」、「廃止」に区分し、平成29年度の補助金の見直し方針を決定しました。